詩「耳」

耳耳耳耳耳耳
飛行機がのぼる
飛行機が降りる
滑走路はレンゲの花でいっぱい

鼻鼻鼻鼻鼻鼻
パイナップルの香り
ペトリコールの匂い
大粒の雨は上空を通過中

腕腕腕腕腕腕
じりじりと灼ける
じわじわと溶ける
こんな現場放ったらかして帰ろう

耳耳耳耳耳耳
天保山に登る
富士山を見下ろす
蔵にかくれてないで出てきなさい

お前らのせいだ
お前らのせいだ
お前らのせいだ


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