夢日記

怖かった。
夢の中の私は中学生ぐらいだろうか。学校に行くと、突然校内放送が流れた。
「危険なので生徒諸君はそれぞれ逃げなさい。先生たちも逃げます」
なんのこっちゃかわからんうちに、遠くで叫び声が聞こえた。教室の窓から下を見ると、長髪に髭でヒッピーのような男たちが何十人かいる。そいつらが生徒や教師をでかい刃物で切りつけ、内臓をかき出したり斬首している。
当然、教室は大騒ぎ。それぞれが散り散りに逃げる。校舎は広い。まず隠れた先が女子用の大浴場だった。大浴場なのに、家庭用の小さい風呂が何個か並んでいるという変な造り。
そのうち私はこんな狭い場所に居ては逆に危険だと思ったので大浴場を飛び出し、4階へ逃げた。そこには生徒同士のカップルがいて、私の手を引きながら安全な場所を一緒に探しながら走った。でも彼女がしんどそうだ。なんだか申し訳なくなって
「彼女さんを優先して。私は一人で大丈夫」と言って手を離そうとしても二人は聞かない。なぜここまで親切にしてくれるのだろう。
あちこちウロウロしているうちに、片方の靴が脱げていた。しかし探している余裕などない。違う階で悲鳴が聞こえる。どうやら悪人どもは校舎の中にもいるようだ。
今度は三人で女子トイレへ逃げる。彼氏は少しためらっていたが、彼女が「恥ずかしがってる場合じゃない!」と一喝し中へ入る。私は用を足したくなったが、個室は全て生徒が隠れてて鍵が閉まっている。我慢できるレベルなので諦めた。
今度は地下へ逃げる。校舎に地下があるのは珍しい。おまけにそのまま地下鉄の駅に直結している。もしかしてここから地下鉄に乗れば逃げ切れるのではないか。
カップルは「学校の外から出てはいけないって決まりだし…」と困っていたので、私は一人で地下鉄に乗った。
駅は昔の阪神電車の春日野道駅のように狭くて暗かった。このようなホーム。(画像出典:くる〜りワンマン写真館)


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ロープウェイのような車両に乗ると、スキー場に到着。すぐ隣に海水浴場も併設されている。気温は暑くも寒くもない。私は制服のまま海で泳ぎ、怖い!怖い!と叫んでいた。周りの人間たちが訝しげに見てくるが、本当に怖かったのでどうでもいい。
砂浜へ戻ると、目の前に校舎。絶望する。
また3階か4階に逃げるが、あちこちで死体がゴロゴロ転がっている。
また先ほどのカップルに再会した。彼らの誘導で視聴覚室へ行くと、まるで居酒屋のような場所だった。二人は慣れた感じでおでんや焼き鳥を頼んでいる。中学生にもなって、ろくに居酒屋の嗜み方も知らない自分が恥ずかしくなった。空腹だったのでおでんを分けてもらった。ここに居ても悪人どもに襲われるかもしれないと早々に店を出て、また逃げる。
と、サイレンの音が鳴り響き、警報が解除された。放送が流れる。
「悪人たちはもう来ません。安心して下校しましょう」
えっ!?あんなに学校中大パニックだったのにと拍子抜けした。
カップルにお礼を言いながら下校する。校庭は死体の山。学校の外に出ると、新宿三丁目の街だった。あまりの荒唐無稽さに混乱するが、ひとまずビックカメラに向かう。

全くわけがわからない。

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