夢日記

いつも夢に出てくる、だだっ広い複合施設にて。私は今回は15歳だった。
古書店で待っている。呼ばれたら行かなければならない。嫌で嫌でたまらない。
適当に本を取ってパラパラ読むふりをしていた。

代表みたいな大人に呼ばれる。全員ピンク色の作務衣に着替えさせられ、四、五列に並ばされる。周りを見ると、みんな同世代の女の子だ。中学生ぐらいだろう。
自分が何をされるかわかっている。そして、どこの客のところへ行くのか、ここで知らされる。
私の客は、実際に知っているAさんという人だった。わざわざ15歳の私を指名したのだ。真面目な人だと思って慕っていたのに、こんなものを利用するんだ。気持ち悪い。(Aさんすみません!現実ではそんな人ではないのに)

少女たちはぞろぞろと複合施設を行進し、一人一人、進むたびに列から離れて目的地まで行く。エスカレーターに乗るときに横が鏡張りになっていた。自分の顔を見たくない。きっとすごく青ざめて硬直しているだろう。
列は寂れたヴィレッジヴァンガードのような雑貨店をも経由する。店内にいる男たちは勝手を知っているようで、私たちをニヤニヤしながら冷やかしてくる。また列から何人か抜けた。彼女たちは奴らの相手をするため、雑貨店を出て、どこかへ消えていった。

残った私たちは、奥まった所にあるマンションまで進む。コンクリートの廊下のすぐ横に、畑があった。気付かずに小さな芽をいくつか踏んづけてしまった。畑の持ち主に叱られたらどうしようという不安より、これから先への不安の方が大きかった。
列の人数もまばらになった頃、目的地のマンションが見えてきた。私は夢で何度も見ているから、行き方は分かっている。
行き方が分からずにキョロキョロしている子がいた。話しかけようとしたが、そのままどこかへ立ち去っていった。

マンションへ着く。エレベーターのボタンを押す。八階。
こんな形でAさんに会いたくなかった。逃げたい。涙を作務衣の袖で拭う。

ここで都合よく目が覚めた。そしてこの夢日記をしたためている。
妙に生々しくて嫌な夢だったな。
何度も出てくるこの複合施設やその周辺エリアは、果たして一体どこなんだろうか。そんなに何回も同じ場所が現れるって変だな。

よろしければほんの少し、無理のない範囲で結構ですのでサポートお願いします。