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8月27日、下北沢ラプソディにてライブ。

およそ2年ぶりに東京へ。神戸空港へ着いた途端、グッと来てしまった。羽田空港に着いたら死んでしまう。
以前から気になっていた素晴らしいミュージシャンのむらけんさんと、私の尊敬するミュージシャンでありギターの先生でもあるダイナマイト☆ナオキさん。この二組なら面白いこと間違いない。そんなライブに呼んで頂いて光栄ったらありゃしない。

27日。
下北沢ラプソディにてライブ。終わった今もなお、ライブロスにより憂鬱でたまらん。

これがそのフライヤー。

私はオープニングアクト。いわば前説。後のお二方のために場を温めなければならん。本番前は怖くて怖くて手が震えた。だって2年も人前に立っていなかったのだ。

虚無。

曲順
1.うさぎとバナナ
2.鉄橋
3.めんるい
一曲目はうさぎ飼いの人になら分かってもらえるかもしれない。うさぎさんは人参よりもバナナが好きな子が多いんですよ、と。バナナナナナナ、Hay!(Hay=ヘイと読む。うさぎさんの主食であるチモシー、牧草のこと。)
二曲目は鉄橋の下でふらふらしてる人のわびしい歌。
三曲目は一週間前に出来た新曲。しかも指弾きで4分の3拍子。無謀にもほどがある。詰まり狂った。麺類と生活を結びつけた暗い歌。そうめん、コロッケそば、ペヤング、うどん、カルボナーラ。
私はラブソングが書けない。

我らがギターヒーロー。私は写真撮るの下手だなあ。実物はもっとかっけーのよ。

二番目はダイナマイト☆ナオキ先生。
先生のライブを見るのも2年ぶり。そりゃあ配信では見てたし、オンラインレッスンは受けてたけど、実際にお会いすること自体が2年ぶり。とんでもない曲が出来てた。
躁鬱病のオッサンが夜が来ては落ち込み、朝が来てはハイテンション。そしてそのままディズニーランドへ行ってしまう。それが一連のストーリーになっており、伏線回収までしていた。
静と動。アッパーとダウナー。
私は後ろで見ていたが、とあるお客様のご夫婦がずっと笑って見ていた。でしょ?楽しいでしょ?って言いたくなった。
「カエルの森」は演奏のみの曲。リバーブのかかったギターが、カエルが森や池や湿った落ち葉の上をぴょんぴょん移動する様子を彷彿とさせる。
面白いだけじゃない。こういうきちんとした技巧派の楽曲で観客を唸らせる。

のむらけんさん。やっぱり写真が下手。本物はもっとかっこいい。

トリは調布市のマイナンバーカードソングでおなじみ、のむらけんさん。
実はのむらさんのライブを見るのは初めて。彼のバンド、ノムライズや恋をしようよジェニーズも見たことがなかった。
コロナ禍になってから出していた「BABY DANCE」というソロ音源に興味を持ち、CDを買ったところ、やられた。なんちゅうポップセンスだ。こういう曲、私も作りたいのに出来ない。格が違うけども劣等感を抱かざるを得ない。
その「BABY DANCE」や「わかんなくなったら歌いましょ」などの好きな曲をやってくれた。
途中、ブランキージェットシティのベンジーのモノマネで一部で有名な、ベンジー野村という怪しい男も声だけ登場し、のむらさんとやりとり。怒られへんかこれ?と心配になりつつも可笑しくて可笑しくて。
のむらさんにお会いしたのは今回が初めて。しまった、ズキューンと撃ち抜かれてしまった。か、かっこいい…!!モテるだろうなあ。

ダイナマイト先生ものむらさんも、演奏や曲作りのセンスはしっかりした上で、ちゃんと笑いも取れる。これがプロフェッショナル。

最後はYO-KINGさんの「Hey!みんな元気かい」を三人でセッション。Aメロをそれぞれが歌う。私は歌とタンバリン。リズム感無さすぎた。

終了ー!ウエーイ!

そして地元に帰った今、喪失感が激しい。いつもそうだ。楽しいことがあると、それから後は憂鬱でたまらない。もういくら足掻いても27日には戻れない。
また誰にも会えない日が続く。辛くて仕方ない。

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