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ブラックボックス化されてきた「プロセス」が明らかになり、仕事はし易くなっているようにも思いますが、あなたの現場はいかがでしょうか? 6月3日 The “Score” in Information-Based Organizations 情報型組織の楽譜

#6月3日 、月曜日になりました。
本日の #ドラッカー365の金言 テキストは、1989年発刊の『新しい現実』 14章 情報化組織 307~309ページより。


本日のテーマ: 
#The_ “Score”_in_Information_Based_Organizations (情報ベースの組織における「楽譜(スコア)」)
#情報型組織の楽譜

本日の金言:
#病院ではあらゆる専門家がカルテという共通の楽譜を手にする

本日のACTION POINT :
#あなたの組織の活動について成果を期待にフィードバックしてください

プロの演奏家、それも、とびっきりの一流演奏家が集い、組織された一流のオーケストラ、ジャズバンド、ロックバンドでも、誰もが「楽譜」や「(ゆるくてもしっかりした)約束事」に沿って演奏しています。

 もちろん、指揮者はじめ奏者ごとにそれぞれ「個性」は発揮されるが、大元の「楽譜」「約束事」からは外れず、全体はキープされたまま、素晴らしい演奏が生まれています。

病院では、カルテに基づいて患者の治療が為されていきます。

飲食業でも、たとえば、お客さんが入店してから席について、メニューから食べたい料理を選択させて、注文を受けます。受けた料理の注文は厨房に届けられ、料理人が注文品を作り、出来た料理をお客に届ける。食事が終わったお客さんは、会計して、出店するという一連のプロセスがあります。

製造業でも、製品作りにおいて、一連の製造工程があります。その工程で求められる技術を持ち得ているか、そして、持っている技術を発揮できなければ、ラインから外されるのは、スポーツや演奏家と同じです。

中には、プロセスの一部をお客さんに公開して、体験型エンタメにして楽しんでもらうというサービスも行われています。たとえば、宮城県・松島の笹かま屋さんの「焼き工程」は、人気のエンタメスポットになっています。

https://www.matsushima-kanko.com/taiken/detail.php?id=226 より


オーケストラに限らず、どの企業や組織にも一連のプロセスがあります。

形を覚えられないと形無しだ、という古い諺の通り、一人前と認められません。型破りと形無しとは違いますが、誤解されることが多いようです。

ほとんどの組織では、初心者でもプロセス通りに行えば、一定の品質を保ったアウトプットができるように、マニュアルが整備され、トレーニングが用意されています。

営業活動や創作活動は、状況やタイミングなどが大きく変動することもあり、マニュアル化ができにくい、と言われてきましたが、最近のセールス・オートメーションソフトウエアの進化によって、「見える化」が図られ、一定程度プロセスコントロールもできるようになってきました。顧客満足度の向上もできるとか。今の営業の人たちは恵まれていますね。

とはいえ、商売は相手あってのことでもあります。いい仕事をしたいものです。今週もいい仕事を!

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