見出し画像

最下位はもうイヤだ!強みしか超一流には伸ばせない 9月12日 Managing Oneself: Identify Strengths 強みを知って利用する

おはようございます。このNOTEは、読むだけで世の中の課題を #ドラッカー #365の金言  を使って、解決できる、そんな知力を鍛える教育エンタメNOTEです。

#9月12日  
#Managing_Oneself :
#Identify_Strengths
#強みを知って利用する

#できないことを並のレベルに引き上げるよりも

#できることを超一流にするほうがやさしい

こちらのマガジンもよろしくです。↓

昨日同様、今日のテキストも1995年発刊の #明日を支配するもの  から。

強みは何か、強みを伸ばす、という内容は、194〜211ページに記してあります。

 さて、ご興味のない方も多いかもしれませんが、プロ野球は9月に入り終盤戦となっております。我らが #中日ドラゴンズ は今年も3連戦を0~1勝2〜3敗ペースで、ここ10年はBクラス、または、最下位が定位置となっているわけです。

https://npb.jp/bis/teams/yearly_d.html より

 我らのドラゴンズは、毎年投手陣はリーグ1〜2を争うほど素晴らしい成績ですが、打撃陣はさっぱり。2021年もチーム防御率はリーグ1位でしたが、打撃陣がさっぱりで、55勝71敗と5位。2015年から5位6位が定位置でございます。

 2022年の今年も立浪新監督の元、スタートしたわけですが、得点圏打率はもちろん、得点も低いのですが、今年は防御率も良くありません。首位とは17.5ゲーム差、ぶっちぎりの最下位です、ふう。。。

 毎年、オフからオープン戦までの半年間は「今年こそ打撃開眼を!」とキャンペーンがなされるのですが、シーズンになればこれも例年通り「今年も打てないドラゴンズ」ということで、名将・落合監督が去った後、ズーーーーーと同じことが繰り返されているのでございます。

 というわけで、ドラッカー先生のこの「強みは何か」「強みを超一流にせよ」という教えから #ドラゴンズ が学ぶべきことは、

打撃は諦める。バット振るより四球を選べ。強い投手陣をもっと磨いて、1点しか取られるな! ということになろうかと思います。
その理由は、落合野球にあります。

落合監督最終年の2011年、防御率1位、打率6位で75勝で優勝しました。前年も優勝しましたので、2連覇は初めてでした。しかし、高騰するチーム年俸、球団維持費に耐えかねて、監督以下優秀なスタッフを全員解雇、さらには、強引な年俸ダウンを2014年〜16年にかけて行ったため、チームは低迷。以降、順位はBクラスが定着しています。

 ドラゴンズが打てないのは去年、今年だけでなく、優勝した2010年、2011年のチームも「打てない、打てない」と言われ、本当に打てない1年でした。だけど2011年優勝。
 それは強みである投手力を伸ばしたことにあります。2011年のチーム打率も安打数も得点数もリーグ最下位。阪神が482点も取っているのに対して、ドラゴンズはわずか419点しか取れませんでした。しかし、失点は投手陣が頑張ったことで410とリーグ最小失点。1−0、2−0といった最小得点で勝利数を重ねる野球だったわけです。失点数が少ない順に、最終順位が1位となっていることがわかるでしょう。

 落合氏といえば、現役時代は3度の三冠王を獲得するなど、打撃の達人のため、打撃力に力を注いだ野球をするだろう、と予想されていましたが、実際は、失点を最小にした強力な投手陣を活かして優勝する野球をしていたのでした。

 では、11年後の今年、2022年はと言いますと、

 これも、現役時代は最多2塁打記録を持つ強打がウリの立浪氏が監督。しかし、怪我人が続出したこともあり、立浪監督の思惑とは異なり、順位は6位(9月6日現在)と低迷しています。

低迷の原因は怪我や不調ばかりのせいではありません。

 優勝した2011年と比較して、投手陣はリーグ防御率3位、失点2位と順位を落としています。加えて、打撃陣はと言いますと、

打率4位と、優勝した2011年に比べて打率はアップしているものの、四球数が160減、犠打数67も少ないため、得点も2011年に比べて68点もマイナスになっています。
 また2022年の得点比較でも、リーグ最下位の351点。首位ヤクルトとは80点近くも下回っており得点力不足は深刻です。四球も選べず、塁打も最小。投手は失点がかさみ、得失点差66点と大きなマイナスのため試合するたびに負けが増えていく。今年の最下位なのも仕方がないのかもしれません。

 一方で、今年順位1位のヤクルトは、得点543点とリーグ1位、得点2位の広島に比べて62点も多いので、失点474点は4位ですが、得失点差は69点もプラスと打棒で勝利を重ねています。

 元々本拠地のナゴヤドームは広いため守備重視の選手を選び、四球を選んでバントと外野フライで最小得点したのを、得点されない投手陣で守り勝つ、高校野球のようなスタイルがドラゴンズの強み。

 なのに、派手さがないから、と、球団経営側は、ヤクルト、巨人、広島のような高年俸の強打者を補強できる資金も意欲もないのに、現場には打撃に力を入れたチームづくりに取り組ませた結果、打率は上がったものの、出塁数が下がり、得点不足はより深刻になる一方で、強みだった投手陣を疲弊させ崩壊させる野球を10年も続けています。これでは、将来も負け試合が増えるばかりです。

 というわけで、そろそろ、ドラゴンズ球団も、ドラッカーのこの提言を受け入れて、自らの強みを活かしたチームづくりに取り組んで欲しいところです。さすがにここまで弱いままであれば、ファン離れに歯止めがかからないのも当然です。しかも、12球団でワーストのファンサービス、球場飯、という悪評。ドアラ君やチアリーダーの可愛さでカバー出来る範囲を超えており、同じ野球を見るなら、他球団の球場で見た方が楽しい、というファンも増えてます。球団の皆様におかれましては、顧客調査なども定期的になされておられるとのことですが、ファンからのフィードバックを経営にそろそろ活かしてほしいところです。ナゴヤドーム、いや、バンテリンドームの現場からは以上です。

ということで、今日もがんばろう、ドラゴンズ!

 自らの強みは、フィードバック分析によって知ることができる。何かすることを決めたならば、何を期待するかを書きとめる9か月後あるいは1年後に、その期待と実際の成果を照合する。期待どおりの成果、期待を越える成果の記録から、2、3年もすれば、自らの強みを知ることができる。こうして知った自らの強みを仕事と成果の向上に利用すればよい。利用の仕方には5つの方法がある。
 第1に、こうして明らかになった強みに集中することである。第2に、それらの強みをさらに伸ばすことである。新たに身につけるべき知識もあるであろう。第3に、知的な傲慢を矯正することである。強みの発揮を妨げているものを認識することである。そのうち最悪のものが、他の分野の知識を軽く見ることである。第4に、悪癖や態度を改めることである。それらのもののためにチームワークや協力を阻害してはならない。第5に、不得意であるがゆえに行なってはならない分野を知ることである。

(『明日を支配するもの』、eラーニング教材『自らをマネジメントする』)

ACTION POINT

#フィードバック分析によって自分の強みを知り
#その強みを伸ばしてください
#あなたの強みと弱みからして
#行なうべきことと行なってはならないことを明らかにしてください

サポートもお願いします。取材費やテストマーケなどに活用させていただき、より良い内容にしていきます。ご協力感謝!