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石橋貴明チャンネルに見るテレビ凋落とYouTube新時代

所詮この世はカネの切れ目が縁の切れ目。利害関係でつながる世界。利害が反すれば分解するのも早いものです。たとえ一部の熱狂的なファンが見てくれていても、良い番組であっても、視聴率が下がり、スポンサーから「打ち切り」と言われれば、番組は終了。

テレビ局はまだ安泰だけど、下請けの番組制作会社ではチーム解散、リストラ、組織縮小、失敗したら職を失う。そんな崖っぷちの環境で、スタッフたちは皆必死。

視聴率を取るために誰もが必死。職を失うリスク背負っているからだ。テレビ制作マンにはなんの保証もない。生死がかかっている。「視聴率主義の弊害」なんてわかっちゃいるが、それで評価される世界なのだから、四の五の言ってはいられない。

だが、弊害は弊害だ。

何が弊害だったのか、今までのシステムが弊害だった。

大スポンサーとテレビ局、広告代理店の依存性、あまりにも少数の視聴率測定。視聴率偏重、と言われながら、他の指標を用いることに消極的な広告業界。視聴者に決定権があるようでいて、実は、単なる責任回避に使うサラリーマンの処世術に数字が使われる。そんな「疑似民主主義」の構造が弊害だったのだ。

そのくびきを外したのは、インターネットであり、YouTube(Google)だ。

これまでは番組の視聴率が低くても、注文数と結びつく費用対効果を検証することができなかった。しかし、デジタルの世界ではリンクで全てが繋がっていて、どこから視聴者が来訪して視聴回数、注文件数、Google アナリスティックで全てはトラッキングできる蜘蛛の巣構造。これまで見えなかった価値がより鮮明に「見える化」となった。

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