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まさかの時のマネジメントはできているか? 1月16日 The Function of Management Is to Produce Results マネジメントの成果

#1月16日  火曜日のランチタイムです。今日も社会は進んでいるのは、あなたのおかげです。ありがとうございます。

今日の #ドラッカー365の金言 テーマは、
#The_Function_of_Management_Is_to_Produce_Results (マネジメントの機能は成果を生み出すことです)
#マネジメントの成果

今日のテキストは、『 #マネジメント -課題・責任・実践』1974年版 上巻 2 章 「 #マネジメント・ブーム 」と教訓 #なにを学んだのか  25ページより↓


 マネジメントは方向づけを行なう。使命を決める。目標を定める。資源を動員する。それはジャン=バティスト・セイのいう起業家であり、ビジョンと資源を成果と貢献に向けて動員する存在である。
 マネジメントは、これらの機能を果たすべく行動する。仕事を組織し、働く人たちに成果をあげさせる。社会に与えるインパクトに責任をもつ。そして何よりも、経済的な業績、学生の教育、患者の治療など、自らの組織が目的とする成果をもたらすことに責任を負う。

能登地震発災後、政府のマネジメントは適切か?

 マネジメントは成果と貢献に向けて行動するわけですが、現在の能登地震において、岸田首相のマネジメントは適切でしょうか。
 官邸のHPにアップされている防災プログラムがあります。

https://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/pdf/syuto_taisaku_gaiyou.pdf より

 これまでの震災経験が口伝・マニュアルで整備されています。今の所、プログラム通りに岸田首相のマネジメントが実行されているようで、安心感があります。

インフラ復旧困難地域の被災民を大型フェリーによる安全場所への移送なども進んでいるおり、陸路からの脱出が不可能な際は、水路での脱出、という初めてのケースにもしっかり対応しているように感じます。

次のような心無い批判もありましたが、実際のところ、しっかり対処されており、政府批判に当たらないと思います。

「初動対応が遅い!」 ⇒地震発生から1分後には総理官邸に対策室が設置され、5分後には被害状況把握、被害防止措置徹底、救命救助に全力で取り組む旨の総理指示。20分後には自衛隊による航空偵察がおこなわれ、35分後には石川県馳知事より自衛隊への災害派遣要請。約1時間後には岸田総理と馳知事が官邸入り、4時間で特定災害対策本部会議が開催されている。

「自衛隊初動1000人は少ない! 逐次投入けしからん!」 ⇒道路が復旧しない限り、何万人動員しても現地には送り込めない。被災地の道路啓開と活動領域の広がりに合わせ、派遣人数は1月6日までに5400人規模に拡充している。

「政府はハイパーレスキューの出動を2日も止めていた!」 ⇒消防庁から要請を受けた8府県の緊急消防援助隊と、警視庁の特別救助隊が1月1日中に派遣されている。東京消防庁のハイパーレスキュー隊も2日から派遣され、現地での救出活動に従事している。

「震度速報に誤報があったのは不手際だ!」 ⇒情報発信を最優先すべき時。多くの人命がかかる緊急速報発出を行政に萎縮させることこそ問題。

「津波避難のアナウンスはヒステリックでパニック状態!」 ⇒逃げ遅れてしまう恐れがある人を避難させるために危機感を煽る目的で、あえて感情を込めておこなっている。

「志賀原発で変圧器の火災が! 冷却水の一部が溢れ出た! 異常だ!」 ⇒安全上問題ないと発表されている。政治家が個人的な想像だけで不安を煽り、ただでさえ混乱している震災時、被災されている方々にさらなる心労をもたらすことのほうが異常。

などなど

https://x.com/nittaryo/status/1746167389425672269 より

 ところで、自分の感想としては、発災直後から3日間分の住民の食料・水は、自治会館などの避難所で常に保持しておくのが良いように思いました。
 というのも、発災直後は命からがら、という状況。たとえ個人が自宅で3日分の食糧など備蓄保存していたとしても、被災し住宅を失えば逃げるしかない。逃げた先の避難所で飲み物も食べ物も寝袋すらない、という状況は、それこそ避けたいもの。

 今回の輪島のように被災街が二次災害の火災に見舞われないとも限らない。その際には、住民は津波や倒壊、火災から逃げた後、避難所で数日を過ごすこととなる。その際に、食糧や水などが確保できなければ、衰弱死の危険に見舞われるだろう。

 緊急時ではなく平時にこそ、地方自治体が備蓄を揃える、ライフライン確保手段を常に準備しておく等の対策は必要に感じました。

 わが国は、数年ごとに災害、疫病が発災し、飢饉、そして、戦争も起こり得る時代に入っています。かつては、「疎開」という名の住民異動が為されました。危機が増している現代社会において、国民の安全を確保するために、また、災害後の避難への備えも行政頼みよりも、個々の国民も備えること、それこそ、政治のマネジメントが発揮されるべきポイントと思います。

#マネジメントは成果をもたらすことに責任をもつ
#あなたの組織は十分な成果をあげていますか
#まだならばそのために行なうべきことを明らかにしてください

「まさか」が起こるのが人生。散財せず備蓄をキープし、「守り」の生き方の大切さに再び注目が集まりそうです。今日もありがとうございます。

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