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未曾有の大災害を機に、愛され収益増になった企業と人が離れた企業の違い

いよいよ本日4月16日「緊急事態宣言」が全国に発せられるというこの困難な時は、もちろん平時ではなく危機。記憶に新しい危機は昨年10月の長野県・千葉県の大雨・台風災害。とはいえ、局地的で、全国的な課題でないため、特に東京中心のメディアは当事者意識なく他人事で報道し、現地の方との気持ちのギャップが著しく、共感が得られない報道となっています。


ところが、この「緊急事態」の感染症騒動では、全世界的な課題です。どの国も本当にご苦労されておられる様子がSNSを通じて見聞することができ、本当に心が痛みます。この感染症の被害を世界中の人たちが同時にSNSを通じて分かち合い、共感し合うことができた初めてのケースではないでしょうか。

実際に罹患された方、悩んでおられる方にお見舞い申し上げます。そして、社会運営のためコロナに最前列で立ち向かい仕事をされておられる医療関係者・警察・消防・公共機関・食料品販売・流通など皆様方に感謝申し上げます。

さて、こうした危機に見舞われた際、企業はどのように立ち向かい、困難を乗り越え商売をカムバックさせたのかを調べています。特に9年前の東日本大震災時のケースが参考になるんじゃないかと思い調べているのですが、「当時は被災し、元どおりに設備や店舗を整えるのが大変でした。平時にこうした準備をしたほうがいい」的なリスクマネジメント的な話が多く、大災害直後からどんな気持ちで何をしていたか、ということはなかなかわかりませんでした。

今回のコロナ感染症のような営業自粛なのか営業してていいのか、宙ぶらりんの中、例えば、飲食業は店舗営業から「持ち帰り」「デリバリー」への商売の形態自体の変形を要請される、というケースは、過去初めてのようですね。

今、知りたいことは、このコロナ禍の最中、どう取り組んで回復に向かわせたのか、という具体的なエピソードです。

それを探していたところ、被災し、そこから立ち直るにあたり何をどうしたかをわかりやすく説明された好事例を1つ見つけました。


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