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戦略を実行可能なレベルまで細かく落とし込むと、達成できるイメージが湧いてくる 10月7日 Elements of the Decision Process 意思決定のステップ


#10月7日  土曜日のお昼です。今日から連休という方もおられますでしょう。今日の #ドラッカー365の金言 、テーマは、
#Elements_of_the_Decision_Process (意思決定の要素)
#意思決定のステップ です。

ここ数日お伝えしているドラッカーの意思決定。彼が『 #経営者の条件 』で記した、効果的な決定を行うための5つの原則は以下の通りです。

(1)問題が一般的であり、そして、それは一定の法則ないしは原則を確立するような決定を通してのみ解決されうるということをはっきり認識すること。

(2)問題に対する解答が満足させなければならない要件、つまり、<限界条件>をはっきりと定義すること。

(3)<正しい>回答は何かということ、すなわち、決定が受け入れやすいようにするために必要な妥協であるとか、適応であるとか、譲歩であるとかいったような事柄に留意する前に、要件を完全に満足する解決策は何かということを考え抜くこと。その決定が何を成し遂げなければならないかということを、明確に規定すること。

(4)決定それ自体のうちに決定を実施に移すための方策を組み入れること。

(5)決定の妥当性と有効性を、現実の成り行きに照らして検証するための<フィード・バック>を設けること。

同書、1966年版 227〜228ページ

経営トップをはじめ、意思決定の任にある人にとって大事なのは、「時間」です。忙しくなると、仕事の優先順位がグチャクチャになり、何が大切かがわからなくなるからです。したがって、まずは仕事の優先順位を決定することから始めるわけですが、短期間のうちに成果を上げることを期待されているマネジメント職は、経営資源をどこに集中させるべきか選択することから始まります。

基本は、どこに集中させるかを決めること。
1)全体の市場を俯瞰し、概括的にみて、市場規模がどれほどで、自社が利益率が高く、なおかつ、成長率の高そうなチャンスがあるかどうか。
2)次に自社製品・サービスに資源を集中投入することでチャンスが得られるかどうか。
3)自社製品・サービスを分類して、成長製品・ダメ製品を分けて、戦略展開をどの製品・サービスにするかを決める。
4)製品・サービスの差別化が可能か。
その他価格、ロジック、潜在客の絞り込み、販売ツール開発など戦略展開のプロセスを踏んで、実現可能な実行プログラムまで落とし込んでいくことで、戦略が定まっていきます。

ドラッカーの戦略論は、概念的なだけでなく、具体的で実行可能なレベルまで落とし込むための助言が詰まっており、傾聴に値します。

これからも彼の考え方を活かし収入増を実現する方法をご紹介します。参考にされたい方は、ハートマーク、フォローもよろしく。コメントもいただけると嬉しいです。それでは、ごきげんよう!

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