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5月4日 ネクスト・ソサエティの特徴

おはようございます

続きです。

#ドラッカー #365の金言 #5月4日  #ネクスト・ソサエティの特徴    #知識社会ではあらゆる組織がグローバルな競争力を持たねばならない

このNoteは、「ドラッカー365の金言」に記された1日1テーマに対して、自分の感想や想い、そして、私自身の実践について書いたNOTEです。本文そのものを全て引用することはありませんので、ドラッカー博士の論文をお読みになりたい方はぜひ本書をご購入されることをお勧めします。

https://amzn.to/3sucDVe

“汝の時間を知れ“ ドラッカー


上記は本書の扉の次のページに記されていたメッセージです。これは「時間は無限ではないから集中せよ」という意味かも知れません。ドラッカーの65年以上にわたる著作集を読み続けるほどの時間がない方のために、本書がある、という意味かも知れませんね。

編者のマチャレロ教授は

“最後にACTION POINTとして取るべき行動を示唆した。ここでお願いしたいことは、読者ご自身が「すでに起こった未来」を探すことである。新たなトレンドを見出したならば、ドラッカー学校の伝統に従い、自ら行動していただきたい。“


と記して、本書を実践する書、として欲しいと述べています。

著作権等の関係から、日々のドラッカー論文(つまり、本書の本文)を全文引用することはしませんので、ご関心の方はぜひお手元にお持ちになることをお勧めします。


今日のテーマ:ネクスト・ソサエティの特徴


今日のアクションポイント: #インターネットによる価格情報のためにあなたが失った顧客はいますか ?   #対策を検討してください

「ネクスト・ソサエティ」は、2002年5月に発売されました。時の流れは早いもので、来年で発刊20周年となる訳ですね。

さて、「ネクスト・ソサエティ」に記された、本日の提言に対して、発刊後19年目の現在から眺めてみると、あなたにはどう見えるでしょうか。

 ネクスト・ソサエティは知識社会である。知識社会とは、第一に、知識は資金よりも容易に移動するがゆえに、いかなる境界も存在しない社会である。第二に、万人に教育の機会が与えられているがゆえに、上方への移動が自由な社会である。第三に、万人が生産手段としての知識を手に入れ、しかも万人が勝てるわけではないがゆえに、成功と失敗が並存する社会である。
 これら三つの特徴のゆえに、知識社会は、組織にとっても一人ひとりの人間にとっても、高度に競争的な社会となる。

今はコロナ禍のため、一旦停止となっていますが、ここ20年の傾向として、ボーダーレス、上方志向、成功もすれば失敗もする。競争がますます激しくなってきた、という傾向が見られるように感じます。

一方で、この競争に参加し、翻弄される中で、終わりなき競争で勝利し続けることの虚しさというか、得られるものがだんだん少なくなっている中、最終的な勝者がGAFAとなりつつあり、そこに気づいた人達が競争から「降りていく」ようにも感じます。

また、ITの進化が進む中、その進化の裏で、機密情報を盗む産業スパイ行為も横行しているようです。倫理なき自由化のバグ?とでもいうのでしょうか。全て自由にして置けばよくなる、という自由主義の弊害がネット社会でも実社会でも顕在化してきています。

加えて、ITの進化が進むにつれて、人々の共感も進んでいます。共感的な人たちが増えることによって世界が優しい世界になると思われていました。

しかし、最近の研究によると、「共感的な人ほど、共感できない異質な相手に対して攻撃的であるばかりか、そうした異質な他人が失敗したり不幸になったりすることを積極的に喜ぶ傾向がある」というマイナス面も大きいことがわかってきました。

「共感性」がSNSで拡散され、団結するコミュニティが増える一方で、断絶と攻撃する側も増えるという現象が顕在化しています。

情報技術の進化によって ボーダーレスでユニバースな世界が到来しつつある中で悪意に活用する人や集団や国家があること。そして、共感性が重要と言われる中、 #共感#分断 という2つの面が立ち上がるという現象も。

こうした「ネクスト・ソサエティ」の状況に対してドラッカーの助言を求めたくなりますね。

とはいえ、亡くなっておられますから、知識社会における倫理、共感や感情の暴走をどう扱うか、オンライン社会とローカル市場や活動とのバランスなど、知識情報社会の進化の中で我々自身が解決へ向けて動いていくことなんだろうと思います。

今日もやっていきましょう。


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