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気づいたら、日本の製造業も盤石ではないという現実。 6月23日 職場コミュニティの力

今日のテキストは、『傍観者の時代』(1979年)の420ページより。


6月23日 日曜日です。
2年前に記したテキストで、自治的な職場コミュニティというドラッカーの提言を受け入れた日本企業が1960年代以降、進化成長した歴史的事実について記しましたが、製造現場の最前線は、まさにそうなっていて、さらに、リーン開発が一層進んでいると、最新の「ものづくり太郎」さんが教えてくれています。

生産性向上に悩めるサービス業の方も、製造業のこの最先端工場が何をしているのか、から、学べる点は少なくありません。
製造業は日本企業が頂点、と思ったら、大間違いです。競争が激しい中、海外の優れた企業も腕を磨いているのです。慢心したら、そこで終わり。それは、スポーツの世界だけではないのです。

さて、今日の #ドラッカー365の金言 テーマ:
#Self_Governing_Communities 自律自治の職場コミュニティ
#職場コミュニティの力

今日の金言:
#職場コミュニティと責任ある従業員という私の考えはマネジメントの権限をおかすものとして拒否された

今日のACTION POINT:
#従業員に責任をもたせられるだけの教育訓練を行ない実際に責任をもたせてください

ものづくり太郎さんは、「改善力」も工場の評価ポイントに挙げておられましたね。その点、日本の製造業も頑張っているのですが、彼が紹介する独シュナイダーエレクトリックホールディングス社のフランス工場は、まるでレベチだったと言います。

その理由として、次の3点を挙げておられました。

1、リーン方式を中核にした工場経営
2、仕掛品の少なさ
3、セキュリティ対応の差

そして、さらに現会長のジョン パスカルトリコ氏の来たる未来を想像し買収していく企業を狙い定めロード マップを引き社内を10年足らずで変貌させた構想力の差。

日本企業との差は、 経営人の未来を見る知力。

それによって圧倒的な差が起こってるということ。

つまり、経営者の未来を見る知的ハードワークの差である。

日本の経営者よ、勉強しよう。
すっかり差がついてしまっているんだよ。
ナルいこと言って、部下に責任を負わせているだけで仕事をした気になっていてはダメなんだ。
来週もやっていきましょう。

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