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7月31日 Making Cost-Control Permanent 永続的コスト管理

#7月31日 水曜日。早いもので7月も今日で終了です。この1ヶ月様々なことがあった人もいれば、安穏に過ごされた方もおられるでしょう。私としては、上旬に大きなイベントが終了し、20日間くらい、また、新たな調査に入っております。
さて、今日の #ドラッカー365の金言  テキストは、eラーニング教材『永続的コスト管理』とあります。

 
今日のテーマ:
#Making_Cost_Control_Permanent
#永続的コスト管理

今日の金言:
#コスト管理とはコスト削減ではなくコスト予防でなければならない


今日のACTION POINT:
#あらゆる活動を2〜3年ごとに見直してください

財務省が常に プライマリーバランス、と言ってますが、それってコスト管理、という考え方なのでしょう。
プライマリー=優先順位の高いものは、バランス=財政の赤字を減らす、という意味と理解しています。

 コスト管理がコスト削減として理解されるとき、働く人たちは人員整理の問題として協力を拒否する。しかし、それがコスト予防として理解されるとき、彼らは機会として見る。少なくとも雇用の安定と仕事の質の向上のためとして支持する。

残念ながら、江戸時代から、この手の改革って成功した試しがない。

小泉純一郎の改革も民主党政権になった時も、ぶっ壊すだけぶっ壊して、原発止めたり、ダム工事や道路工事の予算を止め、災害を招いて、肝心の現場の人が居なくなった頃に大災害。じゃあ治すのにどれくらいコストがかかるか、といえば、今まではなあなあで回してきてたから、一時期の復旧コストは、緊急対応くらいで賄われていたのが、ぶっ壊された後だから、人集めから始めなくちゃならないってなって、却って高コストになってしまっているのです。

せっかく終身雇用で、地方で働く人も安心して地元で働けたのに、テンポラリー(一時的)なプロジェクト要員になれば、そりゃ、その分だけ却って高くなるというのに、それがわかっちゃいないのです。

だから、余計に、管理部門は肥大化もする。さらに悪いことに、金を産まない部署が権力を握って部署の人数を増やし、営業に必要なイノベーション費用や営業経費をケチって、競争に負けたら負けたで、営業が悪い、開発が悪いと責任転嫁。
で、自分たちは評論家然として、桶狭間で信長はこうしたから勝ったんだ、お前らもやれや、といい気になって後講釈。

短期の収益ではなく、長期的視点で考えたら、かつての方式のほうが良かった、ということは、あるものです。

経営でも、70年代にすでに、全て西洋式(米国式)が良いというのは幻想、という議論が起こり、日本的経営を見直そう、という声が上がっていましたし、実は、ドラッカーは日本的経営の良き理解者だったのでした(元ソニー常務 小林茂氏による)。

今や、すっかり、米系コンサルティング企業に行政も地方自治も牛耳られてしまったように見えますが、彼らの処方箋をよく見てください。本当に、それ、日本国民のための提案や策でしょうか?

公的機関の赤字は、民間の黒字であり、民間部門の赤字は公的部門の黒字と言われます。(by 高橋洋一氏)

だったら、バランスを目標とする必要はないんじゃないか?と感じます。

国民の幸福を考えて経営してもらいたいものです。ということで、実は、ドラッカーは日本的経営に理解があったということで今日もお元気で!明日から8月。暑い日が続きますし、山形・秋田の豪雨災害でご苦労されている方々の1日も早い復旧を願います。

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