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指示命令でも責任でもなく相談とお願いと感謝の時代 6月6日 Hierarchy Versus Responsibility 命令から責任へ

今日の #ドラッカー365の金言 テキストは、1986年刊の『マネジメント・フロンティア』 25章 情報型組織の利点と条件 250〜253ページより


本日 #6月6日  のテーマ:
#Hierarchy_Versus_Responsibility ( 階層型組織 vs 責任感)
#命令から責任へ

今日の金言:
#かつての組織は権限に基礎をおいていた
#これからの情報型組織は責任に基礎をおく

今日のACTION POINT:
#あなたの組織は資本が核となって一体性を保っていますか
#相互理解と共通の価値観#とりわけ相互信頼によって一体化を保っていますか
#目的#協力関係#コミュニケーションにあなた自身が責任をもってください

 そもそも、ドラッカーは、1954年『現代の経営』にて、命令によって仕事を進めようとする古いタイプのマネージャーを否定しました。

 マネージャーがマネージャーを管理する組織では、マネージャー1人1人の目標が、置かれた状況の制約や機会を考慮しつつ明示的な交渉を通じて定められる。各自は目標の重要性を理解しなければならないと説きました。

 ドラッカーが説くこうしたシステムは、「目標による管理(MBO)」として知られており、目標設定プロセスとしてシステムに組み込まれるようになっています。多くの組織が計測可能な目標を追求して経営しています。

ドラッカーは、

「これからの組織は情報型組織となり、権限ではなく情報でありそれぞれが組織の目標と自己規律による自らの責任に基礎を置く」

と説いて「権限でなく目標と責任で人を動かすべき」と記しています。

ロケットで有名な北海道・植松電機の植松努さんは、

役職でも指示命令ではなく、相談とお願いと感謝で助け合って会社は機能していると記しています。

僕が請け負っている企業研修でも、参加者の皆さんに指示命令ではなく、目標と相談とお願いと感謝で進めてもらってます。互いに助け合う組織風土が元々あるということもあるのでしょうが、とてもスムーズに進行しています。

助け合うっていいですね。利害関係ばかりが世の中でもありません。助け合っていけるところもあります。助け合っていきましょう。

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