40歳越えると95%が1年内の再就職は困難という現実を乗り越えるためには? 9月18日 Managing Oneself: Revolution in Society
#9月18日 敬老の日の月曜日。
お昼になりました。今日もいい一日過ごせてますでしょうか。
#ドラッカー365の金言 本日のテーマも引き続き、1995年発刊の 『 #明日を支配するもの 』原題 #Management_Challenges_For_The_21st_Century (21世紀の経営課題) より
#Managing_Oneself : (自分をマネジメントする)
#Revolution_in_Society (社会的な革命)
#生き方革命
多くの中高年の方々の心情は次のようなものではないでしょうか。
#企業寿命 23.3年<日本人の #平均寿命80歳以上
日本は「100年企業」など長命会社が世界一多い国です。しかし、栄枯盛衰を繰り返す中で、均しますと日本企業の平均寿命は23.3年。
今日は敬老の日なので平均寿命の報道がなされていますから、お分かりの方も多いと思いますが、日本人の平均寿命は80年以上。
最新の厚労省調査では、男の平均寿命は 81.05 年。女の平均寿命は 87.09 年。
#40過ぎの転職市場
さて、40歳を過ぎると、転職が非常に厳しいのが現実です。
2021年厚労省の調べによれば、男性の1年内の年齢階級別転職入職率は以下の通り。
40〜44歳:5.4%
45〜49歳:4.5%
50〜54歳:4.6%
55〜59歳:5.2%
60〜64歳:12%
65歳以上:8.1%
このことからわかることは、
40過ぎたら転職は絶望的、という現実です。(60過ぎで12%に跳ね上がるのは、所属企業への「再雇用」と思われます。)
つまりは、20歳で就職しても23.3年後の44歳には失業するということでしょう。
なので、44歳になって、残り40年の寿命を手当するため、慌てて次の職場を探しても、5%くらいしか就職できなくなるんだから、準備しなきゃいけない、そんな時代が到来しているのです。
ドラッカーは、「第二の人生」は3つの方法で解決できると記しています。
会社を辞めて、病院や大学などの非営利組織に移る。まったく職業を変えてしまう人たちも。
パラレル・キャリア(複数の仕事)を持つ:今の仕事をやりつつ、コンサル的な契約社員となってもう1つの世界のキャリアも持つ。
ソーシャル・アントレプレナー(社会起業家)として、非営利の仕事を始める
ただし、日本の我々にとっては現実的ではありません。
なぜなら、
44歳〜47歳は、住宅購入や子供の受験など人生で最も支出が多い年代です。そのタイミングで所属している会社が解散、FAになった場合、前職以上の収入を得られる人は稀です。そもそも、40代の転入職が成功する率自体がわずか5%なのですから。就職後23年後の組織寿命を前提に、失職を避けるべくしっかり準備したいところです。
#ドラッカー は、 #企業の短命化 に伴い、組織がナレッジワーカーを #マネジメント するのではなく、ナレッジワーカー自身がマネジメントして、職場をきめるやり方にシフトする未来を予見した上で、
と日本社会がこれまで採用してきた「終身雇用制」を残しつつ、 #ナレッジワーカー の自由度ある働き方が実現できるハイブリッドな働き方がこの問題の解決になると記しています。
イメージとしては、プロ野球球団(NPB)の採用するFA制度のようなものでしょうか。
企業は、入社した社員に対しては #終身雇用制 を維持しつつ、5年後、10年後といった一定年齢や職歴、実績となった際に #FA制度 での契約も選択できるようにして、実力者には実力に応じた雇用契約を結ぶ、というやり方を並列的に実施することが解の1つのように感じます。
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