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供給過多のこの日本で足りないものは何でしょう? 11月20日 The Federal Principle 分権制

#11月20日 こんにちは。月曜日。今週も始まりましたね。AM会議後?のランチタイム?でしょうか。ちょっとホッとしましょ。
このNOTEは、 #ドラッカー365の金言  を読むだけで、これからのビジネスチャンス力を鍛えるエンタメNOTEです。

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今日のテーマは
#The_Federal_Principle (連邦制)
#分権制

今日のテキストは、1950年に米国出版され、日本では1954(昭和29)年に初めて翻訳紹介された『 #新しい社会と新しい経営 』の 8章 #産業秩序の原理 :連邦制経営組織 ドラッカー全集 第2巻 313ページより。↓↓↓↓↓

ところで、現在、再び景気減退期に入っているようです。7−9月期のGDPは年率ー2.1%とマイナス。内閣府の景気ウォッチャー調査(街角景気)によると、10月の現状は平均50を下回る49.5、そして、2〜3ヶ月後の先行き判断も48.4とこちらも50を下回っています。問題はこの先行き判断指数が先月に引き続き、50を下回ったことでしょう。

クリスマスや年末商戦を数週間後に控え、その期待感があるものの、「供給」を増やしても、消費意欲=「需要」が減退していては、上向くのは難しいように思えます。

加えて、ドイツにとうとうGDPを抜かれ4位に落ちるといい、さらに2年後の2026年にはインドにも抜かれ5位に落ちると予測されていて、終わりなき円安と原油・原材料・食料インフレが重なることで、数年は消費が弱含みとならざるを得ない、そんな悲観的なシナリオが現実化しそうです。

では、今の日本に足りないものは何でしょう?なんでも100円ショップで揃う供給過剰のこの時代に、そんなものあるのでしょうか。

今の社会、必要としているものは「希望」です。今、日本には希望が足りていません。高齢化して、体が動かなくなっているからか、多くの人たちは、愚痴ばかり、批判ばかりです。それでは少しもプラスになりません。

そこに登場したのが大谷翔平選手です。なぜ彼が魅力的なのか?

人々が、大谷翔平選手に惹きつけられ、彼の活躍に心躍らせるのは、彼に希望を見ているからです。WBC優勝の立役者であり、日本人初のホームランキング。残念ながら今年はケガをしてしまい、来年は投手としては活躍できませんが、ホームランを何本打ってくれるだろうか?そんな期待=希望に多くの人たちがワクワクしています。

希望はあらゆることを輝かしてくれます。毎日を生き生きさせて、全てのプロジェクトを好転させ、どんな人間関係もスムーズにします。

人気ラーメン店もそれを知っています。
大衆が「あの店にいけば、美味しいラーメンに辿り着けるに違いない!』という「希望」を実現させているからです。

ならば、あなたの会社も「希望」が実現する、とお客さんに感じてもらうようにしてみましょう。きっと行列ができるはずです。

ドラッカーも、希望というイノベーションを望んでいたでしょう。そして、組織もそうした顧客からの希望が叶えられやすい大組織として、トップダウンのピラミッド型というより、小さなビジネスユニットが複数連なる連邦制の組織体をイメージしていたのかもしれません。

#分権制によってトップと現業がそれぞれの機能を発揮する

What the enterprise needs is a principle that gives both the center and the parts genuine managerial functions and powers. This principle is federalism, in which the whole of the enterprise is conceived as made up of autonomous units. The federal enterprise and all its units are in the same business.
(企業に必要なのは、本部にも支部にも本物の経営機能と権限を与えるという原則です。この原則は、企業全体が自律的な単位で構成されているという連邦制主義のことです。連邦制の企業とそのすべてのユニットは、同じビジネスをしています。)

今週もお元気で。
やって行きましょう!

#ドラッカー

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