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経営者中心だが、カリスマ的ではなく、むしろ、その逆に、機能を制限されて初めて適正に組織は動き始めるとドラッカー 11月20日 The Federal Principle 分権制


#11月20日  
#The_Federal_Principle
#分権制

おはようございます。このNOTEは、読むだけで世の中の課題を #ドラッカー #365の金言  を使って、解決できる、そんな知力を鍛える教育エンタメNOTEです。

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さて、

こちらでは、地に足をつけた、私の体験や学びから得た
実践マーケティング記事を1日1本以上をご紹介しています。

データを元に、具体的な解決案を記した回は特に人気です。読者の方からのリクエストにも答えています。最近は、特に、感性の高い優れた女性経営者の方、癒しビジネスに携わる女性マーケッターの方々からご愛読頂いています。「こういうのが知りたかった」という声も頂戴し、励みになっています。よかったらぜひお読みください。毎週木曜日にはFBにて読者との交流会も行なってますので、この機会にぜひご購読ください。今日もあなたが良くなりますように。

今日のテキストは、1950年に米国出版され、日本では1954(昭和29)年に初めて翻訳紹介された『 #新しい社会と新しい経営 』 8章 産業秩序の原理:連邦制経営組織 ドラッカー全集 第2巻 313ページより。

 戦後わずか5年後、本書では、大組織に埋没してしまう「オーガニゼーション・マン ( Organization Man )」が生じ、組織が硬直、停滞化することを指摘していた。
 そして、リベラルが求める「個人主義的」こそ解決だ、と言うのではない。

 むしろ、ドラッカーは、本書で解決案を提示するのではなく、若い世代に、本当の問いには安易な答えはないことを、知り、認めて、皆で解決するように仕向けている点が素晴らしいと思うのです。

 本書で、従業員に経営者的態度をとるべき、と主張していたことと、後年、中間階級が「知識労働者(ナレッジ・ワーカー)」として出現し、彼らが組織を

 「現代の産業社会は、経営者が中心的だが、制限された機関と目されてこそはじめて、適正に活動するものであるからである」

同書、1962年版の後書きより

主導権を持って動かしていくことによって、組織が外界からより早くフィードバックを得て、より素早く現実に対応する運動体として進化することをを示していた。

それは、ドラッカーが若い世代一人一人の成長を信じて、期待もしていたからだと思いたい。
 この後、彼のマネジメント理論は、『現代の経営』へと続いていく。

#分権制によってトップと現業がそれぞれの機能を発揮する


 トップと現業がそれぞれの機能を発揮するには、ある一つの原理が必要である。それが、組織をいくつかの自立的な部局からなるものとして捉える分権制である。全体が同一の使命、同一の運命、同一の意思決定のもとにある。中枢のマネジメントは、いかなる事業にあるかの決定、人材の配置、リーダーの選抜と訓練を担当する。
 他方、現業はそれぞれが独自の事業に専念する。それぞれが独自の製品を供給する。それぞれが自立的である。それぞれが独自のマネジメントをもつ。現業のマネジメントとして今日の問題に取り組む。

(『新しい社会と新しい経営』)

ACTION POINT
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