見出し画像

8月17日 First with the Most 総力戦略

#8月17日 です。おはようございます。お盆明けの水曜日です。いよいよ後半戦だ、と感じる方もおられることでしょう。そういう時ほど #ドラッカー #365の金言  から早速やっていきましょう。

今日のテーマは、 #First_with_the_Most

#総力戦略

かつての日本軍、
桶狭間の織田軍の戦い方

油断した相手に対して、先手必勝で奇襲攻撃を総力を上げて挑んで、状況突破を試みる作戦。相手が油断しているので、反撃をくらうことなく、しかも、徹底的に潰すことができる。

 しかし、マーケティングではそうもいかない。一撃必殺とはならない。なぜなら、商売においては、殲滅する相手などいないからです。競争相手も棚を奪い合うライバルでもありますが、24時間ライバルではない。

仕事ではライバル社に勤めていて、コンペでいつもぶつかり合っているけれど、一消費者になれば顧客になる(会社には言えないけど・・笑)、家族は御社のファンなんです、という人は珍しくない、というか、当たり前のことです。

吉野家で店長をしているけれど、休日はマクドナルドでいつも家族とランチしている、という人は珍しくない。

あなたの商品やビジネスが良くなればなるほど、そういう人たちが増えていく。だから。消費者の心を掴み、より多くの支持を得るための努力を重ねること、それが大事と思っています。お盆明けの今日もやっていきましょう。

#起業家精神の筆頭は総力戦略である


 総力戦略とは、南北戦争における南軍騎兵隊の勝利の方程式である。起業家は、この戦略によってトップの地位を得ようとする。得るものが大きい代わりに、リスクも大きい。失敗は許されず、チャンスは一度しかない。成功すればリーダーの地位を得、失敗すれば何も得られない。最初から的確に行動しなければならない。さもなければ失敗する。しかも成功は一〇に一つである。成功すれば膨大な収穫を得るこれが3M、P&G,インテル、マイクロソフトがとった戦略だった。
 この戦略には特有のリスクがある。成功した後でさえ、もう一つの戦略、二番手戦略を使う後発組に脅かされる。アップルを設立した二人の若者は、後循も資金も経験もなしに新産業を生み、それを支配した。だが、二番手戦略を使ったIBMには追い抜かれた。

(『イノベーションと起業家精神』)、eラーニング教材『起業・新事業戦略』)


ACTION POINT

#新しい製品#サービス#プロセスを開発したならば
#脇を固め#追い抜かれないようにしてください

 今日のテキストは、1985年版の『イノベーションと起業家精神』でいえば、16章「総力をもって攻撃すること」355〜357ページ、IBMのエピソードは372〜373ページ

 総力攻撃は、弱者が市場を奪うために始める戦略であるが、危険性も高い。アップルが開拓したパーソナルコンピュータ市場を、IBMが後から参入し、模倣戦略で市場を獲得したように、ソニーが開発した新家電の市場を、パナソニックが二番手戦略でひっくり返していったように、後発の資本力と流通網の大きな企業がまるでオセロゲームのようにひっくり返していく。先行した弱者は、追いつかれないように改善し続けることだろう。Google Chromeがマイクロソフトのインターネット・エクスプローラーを駆逐したように。


 

 

サポートもお願いします。取材費やテストマーケなどに活用させていただき、より良い内容にしていきます。ご協力感謝!