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主役は保護者!?卒業生も登場。「秋のオープンキャンパス2023」会場レポート!

こんにちは。DHUnote編集部です。

今回のnoteは、2023年10月29日に行われた「秋のオープンキャンパス2023」(秋OC)の会場レポートをお届けします。

本noteではイベントの様子を通じて、在学生や卒業生、教員のありのままの姿を受験生のみなさんにご覧いただくことを目的としています。

しかし、今回はちょっと違います。

保護者の皆様。
あなたに読んでほしい!

DHUのオーキャン史上、最も家族で楽しめるイベントです。ぜひ最後までご覧ください!


秋のオープンキャンパス2023は「2つ」あります

年間を通してオープンキャンパスを開催しているDHU。秋OCは毎年、これから受験校を本格的に検討し始める高校1・2年生を主な対象に、DHUでの学生生活を経て各業界で活躍する卒業生をゲストに招く「トークセッション」と、デジタルコミュニケーション学部での学びを体感できる「ワークショップ」を行っています。

バーチャルキャンパスガイドになろう!

この日、駿河台キャンパスに集まった高校生は23名。初対面の高校1・2年生同士、5つのグループが作られ、各グループに在学生のティーチングアシスタント(TA)がつきました。

グループ内で自己紹介

まずはアイスブレイク。これまでに呼ばれたことのない、「この日限りのニックネーム」を考えて名札を胸に貼るところから、グループワークがスタートします。名前を決めた後は、ひとり45秒で、出身・部活動・今の推しなどを交えながら自己紹介をしました。

「合唱部ですが、実は幽霊部員です!」「ちょうど1ヵ月前に『チェンソーマン』にハマり始めて、でもネタバレになっちゃうからあまり魅力は語れなくて…」など、笑いが起こるシーンもありました。

座学

場が温まった後は、いよいよワークショップ本編がスタートです!序盤に饒平名 秀成(のひな ひでなり)先生による座学があり、モーションキャプチャーの基本や、モバイルモーションキャプチャー「mocopi™」の使い方を学んでいきます。

mocopi™(モコピ)
ちいさくて、かるい、モバイルモーションキャプチャー。人の動きを読み取る6つのセンサーを、頭・両手足・腰の6ヵ所につけ、専用のスマホアプリを起動するだけで全身モーションの収録ができる。ワークショップの講師を担当した饒平名先生は、本商品開発者のひとり。

今回参加者の皆さんにチャレンジしてもらうのは、アバターがキャンパスガイドをする動画の制作です。これら4つのワークに取りかかり、1時間半という短い制作時間で動画を完成させました。

・企画会議
・アバター制作
・撮影
・発表

企画会議

最初にグループごとに作品の方向性を決めるため、企画会議をします。ラウンジやカフェテリアなど担当場所が割り振られ、キャンパス内の写真や、普段キャンパスを利用している在学生TAの話をもとに、ロケ地のアピールポイントを整理していきました。

アバター制作

続いてはグループ全員で、オリジナルのアバターを制作します。使用したのは、VRoid Studioという3Dモデルを制作できるツールです。ほとんどの参加者が初めて触れるツールでしたが、各チーム専属のTAや先生がサポートをするので、技術的な問題で行き詰まることはありません。

ただ、グループとしてどんなアバターにするか、そもそもアバターとは何か悩み、手が止まってしまうグループも。

「好きなアバターの特徴についてみんなで共有するのもいいかも」「この場所を撮影するならこんなアバターがいいよね、という視点でも考えてみて」とTAからアドバイスをもらいながら進めていくと、最初はプレーンだったアバターにグループの色が出始めます。

撮影

PCで制作したアバターをスマホに転送したら、キャンパス内で撮影開始。

「え~…どうしよう…..」と、現場に移動して困惑する様子の皆さん。ですが「アバターを投影させて、画角を決めたらどうかな?」とTAの在学生に勧められ、なんとか撮影を進めていきます。

ディレクター、カメラマン、モーションアクターなど、それぞれの役割を全うし、30秒の動画が完成しました。

発表

最後は、グループごとに成果物を発表。全グループが動画を完成させ、こだわりのポイントや難しかったところなどを紹介してもらいました。

カフェテリア。アバターが座っているビーズクッションは、いつも取り合いになっている。
メディアライブラリー。専門書、雑誌、マンガなどが所蔵されている。
MAルーム。高性能のマイクや防音設備を備えたレコーディングブース。
エントランス。学生の交流スペースになっている。
立体物を試作できるラボプロト。アバターの語尾は「~ラボ」。
PCルーム。キャンパス内には最新スペックのPCが約160台ある。

ワークショップは3時間半の長丁場。最初に比べて、高校生の皆さんはかなり仲良くなった様子でした。ここで出会った人たちが、将来の同級生になるかも…..?

先生からの講評、高校生へのメッセージ

アバターがクッションに座っていたり、キャンパス内をアバターが歩くことで奥行きのある映像に仕上げたり、面白い作品を作っていただいたと思います。1時間半という短い時間で作れるということは、入学して時間をかければもっとクオリティの高いものを作れるということです。
ワークショップを通じて大学の雰囲気もいろいろ見ていただいて、入学後のイメージができたのではないでしょうか。ぜひ、進学先のひとつとしてDHUを考えていただければと思います。


【卒業生登壇】教えてセンパイ!DHUってこんな場所

キャンパス内でワークショップが行われている一方、YouTube Liveではトークセッションが行われていました。

最初に登壇したのは、3名の卒業生の皆さんです。


左:小口 航さん(2016年卒業)
株式会社デジタル・フロンティアのCGデザイナー。DHU在学中からデジタル・フロンティア社でインターンをし、そのまま同社に就職。関わった作品は『バケモノの子』『竜とそばかすの姫』など。写真左下。

右:小林 春香さん(2010年卒業)
LINEヤフー株式会社のWebデザイナー。DHU在学中はグラフィックデザインやWeb制作を学び、学業の傍らイラストレーターとしても活動。卒業後は印刷会社のデザイナーを経験し現職に至る。写真右下。

上:飯島巧さん(2020年卒)
QuizKnock映像編集者。DHU在学中に映像製作ツールAdobe After Effectsを学び、QuizKnockで映像編集のアルバイトを始める。現在もQuizKnockの映像を作り続けている。写真上段。

DHUってどんな場所?

CG・Webデザイン・映像など各領域で活躍している小口さん・小林さん・飯島さん。学んだ分野や卒業年度も違いますが、DHUをどんな場所だと感じているのでしょうか。

小口さん
DHUは、やりたいことを実現させてくれた場所です。高校時代にドラマ『南極大陸』を見て以来、CGデザイナーになるのが自分の目標になりましたが、それに向けて応援してくれたり育てていただきました。そういう大事な場所です。

小林さん
わたしにとっては、自分を常に成長させてくれる場所です。大学で学んだことを、イラストレーターの仕事にそのまま生かしています。また卒業後、現在のLINEヤフー株式会社に入社するきっかけになったのは、DHU時代に知り合った人からの紹介でした。卒業したら終わりではなく、常にわたしの成長に関係している気がしています。

飯島さん
人生を変えてくれた場所でもあり、友達兼ライバルができる場所です。高校時代までは教員になるのが夢でしたが、それが叶わず別の道としてDHUを選びました。
最初は自分がこの大学で勉強を続けられるか不安でしたが、映像作品を作れる仲間ができ、一緒に質の高い授業を受けたり、制作を続けられました。こいつらには負けない!こいつらが驚くような映像を作る!という気持ちで作り続けたことで技術力が磨かれ、今の仕事があると思っています。

ほかにも、DHUに入学したきっかけ、在学中の活動内容、卒業後の進路を決めた方法など、参考になる話ばかりを取り上げていただきました。

アフタートーク

ここからは、トークセッション後の卒業生たちに、YouTube Liveでお聞きできなかったことを伺いました!

——高校生から「在学中の人脈は、今の仕事に生きていますか」という質問をいただきました。

小口:生きています。自社と他社では制作手法が違うので、他社に勤めている同級生と会って、「こういうのがトレンドらしい」「うちの会社はこうだよ」って意見交換しています。社内だけだと、どうしても情報がクローズドになってしまうので助かっていますね。

小林:今の会社を紹介してくれたのはDHUの先輩でしたし、同級生からお仕事を紹介されることもあります。今でもつながっている人が多いので、そのおかげで自分の活動の幅が広がっていると思いますね。

飯島:僕の同級生はフリーランスが多く、「After Effectsのこういうカットがほしい」と、仕事を依頼されます。また小口さん同様、撮影に詳しい友達と今でも意見交換をしています。

——もうひとつ高校生から。「DHUの学びでもっとも仕事に生きたと思うことは」。

小林:ガッツだと思います。限られた時間の中で、いかに作業を完了させるか、これは仕事で確実に生きます。わたしの時代は、金曜から土曜の朝にかけてオールナイトでキャンパスが開放されていたので、締切間近の課題と大学で戦っていました。物量をこなすための精神力が、DHUでかなり鍛えられたと思います。

小口:CGだけではなく、いろんな授業を受けられたことかな。たとえば、かっこいいデザインを作れるようになれそうだと思い、なんとなくデザインの授業を受けたんですよね。でも最初に印刷業界の基準のお話があって。

いや、僕に関係ないだろうなと思っていましたが、あるんですよ。会社に入るといろんな職種の人と関わりがあって、その人たちの仕事をなんとなくわかっているから、印刷業会を含めさまざまな人とのコミュニケーションが取りやすくなる。DHUで、クリエイターに関係しそうな業界の様子をざっくり知れたのは、今でも生きています。

飯島:同感です。学んだことを全部覚えていなくても、仕事上これなんだっけって違和感があれば都度調べて、勉強したことを思い出せる。自分に関係なさそうなジャンルのことも、勉強できたのは僕も良かったと感じています。

——ありがとうございました!


【公開三者面談】学生と保護者の本音トーク

上段・石渡家、下段・三枝家

DHU的三者面談 学生と保護者の本音トーク

YouTube Liveで行われた2つ目のトークセッションは、「DHU的三者面談 学生と保護者の本音トーク」です。4年・石渡 遥也さんと母・由紀さん、4年・三枝ゆなさんと母・ひろみさんにご協力いただき、大学受験や現在の活動、大学卒業後の進路などを、親子でお話しいただきました。

たとえば石渡家のお母様は、遥也さんの受験期についてこのように振り返ります。

息子にデジタルハリウッド大学に行きたいって聞いたとき、名前でびっくりしました。ですが、知り合いの職場にDHUの卒業生がいて、「即戦力になってくれてすごいんだよ」というお話を聞いていたので、社会に出る前にいろんな経験を積める大学なら良いんじゃないかなって思いました。

遥也さんが大学入学後、DHUでの出来事を聞くことはあるようで、石渡家のお母様は「ARとかプロジェクションマッピングとか正直なんだか分からなくて…..(笑)。でもすごいことをやっているのは分かります。あと、学内だけでなく外部の方とも交流があるようで、それもいいなと。社会人に向けて、だんだん頼もしくなっています」と話します。

また、三枝家のお母様は「ゆなが大学に入学してから、毎日毎日キラキラしていて、成長著しい。元気に通学しているのが親としては最高の喜びで、大学には感謝しかありません」と、ゆなさんの様子をお話しいただきました。

アフタートーク

YouTube Live終了後、石渡家・三枝家にも直撃しました!

——ご登壇お疲れ様でした。公開三者面談という珍しい体験だったと思いますが、いかがでしたか。

ゆな:ママが緊張しなくて良かった(笑)。このオファーが来たときは、ついにママが出演するんだ!という嬉しい気持ちと、どうなっちゃうんだろうという心配な気持ちがあって。でも、無事終わって安心しています。

ゆな母:ゆなからオープンキャンパス出演のお話があって、ありがたい機会なので「出る出る出る!」って感じで即決しました。本当はもっとしゃべりたかったけど、しゃべりすぎないで良かった…..(笑)。

——ゆなさんと遥也さんは、大学で活躍され周囲からも一目置かれているからこそ、今回の出演依頼があったのだと思います。それに対してお母様はどう感じていますか。

ゆな母:目立っているというお話は聞いていて、よっしゃ!って気持ちです。中高時代までは比較的受け身なタイプだったのですが、大学生になって自分で決めて行動することが多くなりました。学長からは、「大学では自分で動き出さなければ何かを始められない」と入学前に聞いていたので、成長している姿を見られて、やっぱり「よっしゃ!」。

遥也母:うちの場合、遥也の活動をたまにしか耳にしないので、大学でどう評価されているのかは分かりませんでした。でも選んでいただいたのは嬉しいことですし、ありがたいと思っています。

——おふた組とも、ご一緒に暮らしていると伺いましたが、大学卒業後も生活は変わりませんか?

遥也:わたしはDHUを卒業したらデジタルハリウッド大学大学院へ進学するので、特に生活は変わらず、引き続き実家で暮らす予定です。

ゆな:わたしは就職して環境が大きく変わるので、どこに住むかは考え中。社会人1年目もひとり暮らしも未知の世界なので、どうしようかなって思っています。

ゆな母:もしかしたら実家を出るかもしれないので、そろそろ自立の時なのかなと思いつつ、一緒に過ごせる時間を大事にしたい気持ちもあったので、今回のオープンキャンパスで良い機会をいただけました。

——最後に、ゆなさん、遥也さんはお母様へ感謝の言葉を。お母様方からは卒業を控えるおふたりへエールの言葉を、ひとことずつお願いします。

ゆな:わたしは両親に恵まれているってずっと思ってきたんですけど、大学に入って余計に実感するようになりました。周りの人から頼ってもらえるのも、すべてふたりのおかげです。

三枝母:この大学で、強さや根性を鍛えられたと親から見て感じています。ゆなのことは信頼しているので、あとは思いっきりやりなさいって気持ちです。もし、何かあったときは実家に帰ってきて休む。そういう安心できる場所があるからこそ、自分の進みたい道を進んでほしいです。

遥也:うちは兄弟が3人いて、わたしは2番目。母は忙しいので、良い意味でほっとかれていたんですよね。わたしとしては、ほっとかれていたことが、すごくありがたかった。進路を決めるときに、デジタルハリウッド大学に行きたいって言ったときに、止めることはなく「お金はなんとかするから、やりたいことやんなさい」って言ってもらえて。大学院の2年間もしっかりやっていきたいです。

遥也母:遥也は、プレイヤーというよりマネジメントという立場が多くて、人を動かすにはまだ力不足だと思います。大変なことがあると思いますが、悩んだ分だけこれからの人生でプラスに働くと思うので、今は良い経験をさせてもらっていると思うんです。お家でご飯作って洗濯のお手伝いもしてくれたら、あとは好きに頑張ってほしいです。

お子さんからの言葉にお母さま二人が涙を浮かべる一幕も

在学生MC、お疲れ様でした!

YouTube Liveの在学生MCを務めた、3年・須古 純平(すこ じゅんぺい)さんから、高校生へのメッセージをもらいました。

僕は一浪してDHUに入学しました。そのときやっておいて良かったことは自己分析です。それによって、自分がどこの大学で何をしたいのか、どんな仕事をして生きていきたいのかを考えられました。受験で面接がない人でも、自分と受験したい大学がマッチするかを確かめるために、自己分析をするのはおすすめです。
DHUで自分のやりたいことを続けていたら、その先で仕事につながっていく。卒業生や在学生のお話を今日聞いて、そう思いました。



今年の大規模オープンキャンパスは今回が最後です。次回は「春のオープンキャンパス2024」でお会いしましょう!

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