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〜ワインテイスティングノートP.26〜 Kruger Family Wines Wakerbay Chardonnay2018

産地 Walker bay/South Africa
品種 Chardonney
容量 750ml
アルコール度数 13.5%
希望小売価格 ¥3586(税込)

クルーガー・ファミリー・ワインズは、ステレンボッシュの親子2代で経営する家族経営のワイナリー「ステルハイス」の息子、ヨハン・クルーガー氏が自身で所有するワイナリーです。
醸造学部の出身でないヨハン氏は、ステレンボッシュに留まらず、カルフォルニアでブドウ栽培とワイン醸造の経験を積み、その感覚を磨いてきました。
ヨハン氏は父親の考えを受け継ぎ、「ワインを造るときは柔軟な発想と自分の感覚に従うようにしている」といい、常に自然に任せたアプローチを大切にしています。
シャルドネの名手として様々な賞を取ってきたヨハン氏が、友人の所有する素晴らしいロケーションの畑に、ピノ・ノワールを植樹し新しい取り組みをしています。
アッパー・へメル・アン・アードバレーという標高450mの山あいに位置し、何億年も前から変わらずにある花崗岩土壌と粘土土壌の畑に2003年、5つの異なるクローンを植樹しました。
畑はそれぞれ果実味を作る東西、酸を作る南北に向いており、これらのブドウを混ぜて造ることにより、より複雑な味わいを造り出しています。
2017ヴィンテージより新たにラインナップに加わったこのワインは、南アフリカにおける冷涼な気候からできる シャルドネを非常によく表現しています。
畑はヘルマナスの東に位置する海にほど近い(約2.5km)標高250mに位置します。土壌は風化した花崗岩質。2月下旬にブドウを収穫します。
全房にてプレスし、フレンチ・オーク樽(3~4年樽)に移します。
5日間ほどで自然醗酵が始まり30日後には醗酵が完了。
10ヶ月間澱とともに寝かせた後、瓶詰します。マロラクティック醗酵はさせません。
(データは通販サイトより抜粋)(写真はDiscover south africa challenge2021にて)

以下分析。

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1.前提

提供温度10℃程度。
抜栓は当日。

2.外観

緑がかった淡いイエロー。

3.香り

黄色いりんごや桃などの黄色いフルーツの香り。
ハチミツ、ヴァニラ、ほのかに潮っぽい香りも。

4.味わい

アタックはボリューム感のある果実味とヴァニラフレイヴァー。
シャープで芯のある酸味と塩味が骨格を作っている。
余韻は長い。

5.楽しみ方の提案

料理とのマリアージュ
提供温度8〜10°C
クリーミーな白かびチーズ
ブーダンブラン(白身のお肉)
提供温度それ以上
白子のムニエル
マグロのカマ塩焼き

6.雑談(感想)

南アフリカ冷涼地域の美味し〜いシャルドネ!
3〜4年寝かせたらまた面白そうなポテンシャルの高いワインだと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

山田正道

シェフ、ソムリエ、SAKE Diploma、出張料理人として活動。
現在は主に西麻布の紹介制のBARとオンラインワインショップを運営しています。
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