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〜ワインテイスティングノートP.16〜Stellenrust Artisons Apprentice White Cinsault 2019
産地 Stellenbosch/South Africa
品種 Cinsault
容量 750ml
アルコール度数 12.5%未満
希望小売価格 ¥3850(税込)
ステレンラストの若手醸造家、ヘルマンが、このワインで2019年南アフリカ最優秀若手醸造家に選ばれたアイテム。ボタラリー・ヒルズの畑で1964年に植樹。
分解した花崗岩土壌。サンソーの中に、突然変異で白や薄いピンク色になったブドウだけを収穫。全房で伝統的なバスケットプレスで優しく圧搾。色が着く前のフリーランジュース(一番搾り)のみを225Lの4年目のフレンチオークに移して天然発酵、そのまま9ヶ月熟成。新樽使用30%。残りは2-4年目の樽使用。
生産量150ケースのみの限定品。アプリコット、梨、白桃、キャンディ、アーモンド、白い花などの香り。豊かな酸、程よい中庸なボディ、なめらかでリッチな味わい。フレッシュ&フルーティ、濃厚な果実味がしっかりした酸に支えられ、バランス良くまとまっている。
他のステレンラストの白ワインと同じく、完熟ブドウの糖度の高い果実の甘みと酸のコントラストが、何処にも無いステレンラストらしい面白さを表現している。
美しいエレガントなワインで、ピュアなブドウジュースの味を楽しめる。
「白いサンソー」という珍しさだけでなく、純粋に白ワインとしても十分に秀逸な美しいワイン。
サーモン、グリルした魚、シーフード、バーニャカウダー、野菜料理、レモンバターソースなど。
(データは通販サイトより抜粋)(写真はDiscover south africa challenge2021にて)
以下分析。
1.前提
提供温度8°C
抜栓は当日。
2.外観
透明感のあるレモンイエロー。
3.香り
鉱物的な硬い印象とアプリコット、白桃、白い花の香り。
どちらかというと爽やかでハーブっぽい香りも。
4.味わい
アタックは甘みよりもフレッシュで爽やかな酸味が口全体に広がる。
エレガントで綺麗にバランスがとれている。
ただ、複雑味や希少性からのイメージで物珍しさを期待するなら
少し良くまとまり過ぎかもしれない。
5.楽しみ方の提案
料理とのマリアージュ
提供温度8〜10°C
ディルでマリネした白身魚のカルパッチョ
提供温度それ以上
白身魚のムニエル(ソースにノイリーを加えても良いかと)
6.雑談(感想)
白ワインでサンソーと聞いてどんな変わり種かと期待したら
味わいはピュアでエレガント。
レストランのディナータイムで提供されても違和感のないエレガントさです。
なので今回のペアリング料理は敢えてフレンチのみ。
ニューワールドのワインでこのエレガントさは南アフリカの一つの特徴だなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
山田正道
シェフ、ソムリエ、SAKE Diploma、出張料理人として活動。
現在は主に西麻布の紹介制のBARとオンラインワインショップを運営しています。
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