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BUMP OF CHICKENのコンテクストレコメンド - the pillows/syrup 16g/高木正勝

※このnoteでは気になった音楽(主に邦楽ロック界隈)を独断でレコメンドしていきます。ひとつのアーティストを中心として、関わりやストーリーでつながるようなコンテクストを持ったレコメンドをしていきたいと思います。

BUMP OF CHICKEN『ユグドラシル』

鉄板中の鉄板。
多くのファンが名盤に挙げる1枚。バンプのストーリー性のある音楽は日本のポップスを変えてしまった、というのは言い過ぎだろうか。アルバム通して別れや旅立ちがテーマだが、北欧神話やギルドのようなワードからなんとなくRPG的な中二病感を感じる。おすすめは『人形劇ギルド』として映像作品も作成された④、マンドリンも印象的な屈指の名曲⑧。

気になった方はこちらも
https://note.com/bashibashichan/n/nce1a731e03ee
https://psmgp.com/bump-of-chicken-al
https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/article/radiru-lab/ExHCnwlatD.html

the pillows『LITTLE BUSTERS』

ファンの愛称「バスターズ」の由来ともなった代表作。
1998年発表の6枚目のアルバム。バンプは2004年のthe pillowsのトリビュートで本作収録⑦をカバーしている(このトリビュートも参加アーティストが超豪華)。おすすめはOASISっぽさも感じつつ歌詞が沁みる③、前述の名曲⑦、ロック賛歌⑧。というか改めて聴くと全曲めちゃ良い…

気になった方はこちらから
https://rollingstonejapan.com/articles/detail/32026/3/1/1
https://natalie.mu/music/pp/thepillows30th

syrup 16g『COPY』

青春パンクに馴染めず、シロップにすがったあの頃。
2001年発表のインディーズ1stアルバム。今年(2021年)、20周年を記念してアナログ盤も発売された金字塔。インディーズ時代はバンプとの対バンも多く、盟友と言ってよいのでは。鬱屈とした現実を描き出す歌詞と裏腹な美しいメロディには当時も衝撃を受けた。おすすめはとてもロックバンドの1st1曲目とは思えない美しい①、バンドの代表曲ともいえる③、疾走感がありつつサビのファルセットも印象的な⑧。

気になった方はこちらも
http://lone04ever.blog.jp/archives/20865293.html
https://rockinon.com/news/detail/187549

高木正勝『Marginalia Ⅳ』

高木家、一体どこにあるん?
先日最終回を迎えたNHK朝ドラ『おかえりモネ』。主題歌はバンプの『なないろ』だったが、劇中を美しく彩った音楽は『おおかみこどもの雨と雪』などの音楽も担当した高木正勝によるもの。本作は自然との対話をテーマにしたMarginaliaプロジェクトの第4弾。いわゆるヒーリングミュージックと言ってしまって良いのかわからないが、自然に囲まれた自宅で録音され、場合によってはピアノよりも自然の音が主役になるような面白い試み。通しで聴いて、朝の清らかな水流、鳥の声、夕立が明けて虫の声と、一日の変化を味わうのが筋だと思う。

気になった方はこちらも
https://www.billboard-japan.com/special/detail/3181
https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/20961


おまけ モーニング娘。/『ザ☆ピース』

ゴシップきっかけでもいいじゃない。選挙もあったし。
結婚したとかしないとかちらっとニュースで見かけたのでおまけで(モー娘。ってサブスクにないんですね)。先日の選挙に絡めて、星野源ANNでもこの曲がかかってました。なんとか選挙をカジュアルにしよう、と色んな人が頑張っている中で、20年前にさらっと「投票行って、外食する」とか歌ってるのセンスありすぎ。


一緒にコンテクストレコメンドを書いてくれる人、募集しています。
かつてのCDショップがそうであったような、サブスクのプレイリストとは違った、コンテクストの中で新しい音楽に出会えるようなレコメンドを書いてみませんか。

おわり



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