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#9 歯科衛生士の矯正事情〜その3〜

6月も早いもので
半分過ぎてしまいました。
今週もよろしくお願いします!

さて今回は、
いよいよマウスピース矯正の
理想と現実をお書いていこうと思います。

みなさんは、マウスピース矯正と聞いて
どんなイメージを持っていますか?

わたしの最初のマウスピース。

・低価格で始められる
・目立たない

この辺はみなさんがご想像しているとおりです。
しかし、マウスピース矯正も医療行為です。
ワイヤー矯正と変わらず、
歯には少なからず負担がかかるものです。

わたしもマウスピース矯正に関して
素人だったときは、画期的なものが出てきた!と
思いましたし、良いイメージが先行していました。

しかし、現実はそう簡単なものではないようです。

そもそもインビザラインは
アメリカで開発され、西洋人の骨格に合わせた
プログラミングが組まれています。

東洋人の骨格は西洋人に比べて
薄く、柔らかいため、
西洋人と同じように歯を動かしてしまうと
動き過ぎてしまったり、
その負担が積み重なり、骨が吸収され
歯がぐらついたりというトラブルを抱えた患者さんもいました。

マウスピースの作成には
AIが用いられていますが、
全てをAIが行うわけではなく、
各々歯科医院の先生が、治療計画を作成し、
インビザの翻訳スタッフが英語に直してマウスピース作成。
という工程があるようです。

治療計画は、先生の症例数や経験がものをいいますし、
日本語の治療計画と
英語に翻訳された内容とで
微妙にニュアンスが変わることもあるんだとか……

国内で1000件以上の患者さんを
診ている先生ですら
頭を悩ませている姿をたくさんみてきました。

実際に多くのインビザの患者さんと
関わってきた、
私がもったインビザの印象を列挙していくと、

・マウスピースが手元に届くまで時間がかかる

・コロナ禍で工場のストライキがあり、製造がストップした

・抜歯症例に関しては、
 8割くらいの患者さんで動揺(歯がグラつく)がみられた。  

・30代〜の矯正はブラックトアイライアングルや
 歯周病の罹患がみられた。
(〜20代でもできます。)

・歯面にアタッチメント(レジンを固めた突起)を付けるので
 ステインが付きやすく、舌触りも悪い。

・噛み合わせがなかなか治らない。

こんなところでしょうか。
以上のようなケースを見てきた
わたしの結論は、リスクを犯してまで
インビザで矯正しなくてもいいかな……でした。

インビザは
国内のマウスピース矯正では
取り扱う歯科医院の数は多いですし、
権威ある著名な先生方も多くいらっしゃいます。

自己判断はせず、
まずは無料相談に行ってみることを
おすすめします!

ただし!
始める際は、安さには決して惑わされぬよう
お気をつけください🙏

最後まで
読んでいただきありがとうございました🤍

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