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【福神漬】身近だけど、よく知らない食べ物

カレーのトッピングで、よく登場する「福神漬」。

カレーを食べるとよく見かけるけど、他の場所ではあまり見なかったりするよね。

カレーのトッピングで登場する「福神漬」

普段の生活でありふれている「福神漬」は、よく考えてみると不思議な漬物だ。

なんで真っ赤に着色されているのか?
「カレーはもともと海外の食べ物なのに、なぜ「福神漬」がトッピングに使われるのか?

改めて聞かれると、分からないことも多い。

今回は、身近でも意外と知らない「福神漬」について調べてみた。

1. カレーとして人気な「福神漬」

カレーの付け合わせとして定番の「福神漬」はどのような漬物か?
まずはWikipediaで確認してみよう。

日本の非発酵型の漬物の一種。ダイコン、ナス、ナタマメ(鉈豆)、レンコン、キュウリ、シソの実、シイタケまたは白ゴマなどの7種の下漬けした野菜類を塩抜きして細かく刻み、醤油と砂糖やみりんで作った調味液で漬けたもの。
福神漬-Wikipediaより

こうやって調べてみると、「福神漬」はありふれた漬物のようにも見える。

それでは、カレーのトッピングとしては、どれだけ人気なのだろうか?

2020年に、ハウス食品が調査した「日本全国カレー白書」をみてみよう。

「日本全国カレー白書」の結果をみると、「福神漬」はカレーのトッピングとして上位に位置している。

特に、東北・東京・中四国の地域では、カレーのトッピングとして上位3位に入るなど、その人気は高いことがわかる。

やっぱり、「福神漬」はカレーに定番のトッピングだ。

2. そもそも、いつ「福神漬」は考案されたのか?

「福神漬」の歴史は、明治時代とされる。

1877年(明治10年)ごろ、東京上野にある「酒悦」の5代当主・野田清右衛門が考案したのが始まりだ。

「酒悦」はこの漬物を、七福神にあやかって「福神漬」と名づけて販売し、人気の商品となった。

東京上野の「酒悦」は、現在も上野で営業を続けており、看板商品として購入可能だ。

「酒悦」の福神漬

3.カレーとのトッピングはいつから?

それでは、「福神漬」はいつからカレーのトッピングの定番とされたのか?

始まりは、1902年(明治35年)ごろの、日本郵船の欧州航路船とされる。

この欧州航路船の一等客室食堂では、インドや東南アジアでカレー料理の定番トッピングであるチャツネ」の代用として「福神漬」が使用された。

当時、西洋化を推し進めていた日本では、欧州航路船のカレーが大評判となり、いつしか「福神漬」も定番のトッピングとして定着していったとされる。

また、「福神漬」といえば赤い見た目が一般的だ。この見た目も、赤色い「チャツネ」を模したものとして、赤く着色したのが始まりとされる。



なんとなく調べてみた「福神漬」だけど、調べてみると色々な話題が出てきて面白かった〜〜

どこで使えるか分からないウンチクが、また一つ増えてしまった笑


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