【初級編】SNS全般のアルゴリズム傾向について
「アルゴリズム」という言葉を聞いたことはありますか?おそらく「聞いたことはあるけど詳しくはわからない」という方も多いのではないかと思います。
SNSにおけるアルゴリズムとは、ユーザーごとに最適化された情報が表示されるようになることです。
SNSを活用してビジネス目標を達成するには、このアルゴリズムを理解することが必要不可欠となるわけですが、アルゴリズムは常に変化しているため常に最新の情報を収集する必要があります。
近年のSNSアルゴリズムの傾向はよりユーザー同士の関係性を重視していて、多くのユーザーと深い関係性を築いているアカウントに価値があると言われています。
そのため、発信内容に価値があるだけではなく、フォロワーとより多くコミュニケーションを取ることでアカウントを成長させることができるのです。
ここでは、twitter・Instagram・Facebook・TikTok各媒体の基本的なアルゴリズムをはじめ、意識すべきポイントをご紹介していきます。
そもそも「アルゴリズム」とは
アルゴリズムを直訳すると、「算法」や「問題を解決するための手順や計算方法」という意味になります。
わたしたちの使うSNSは、ランダムに投稿が表示されるわけではなく、このアルゴリズムによって表示される投稿が決められています。
つまり、このアルゴリズムを理解することによって、より効率よくSNSの投稿を伸ばし、認知・拡大・ファン化に繋げることができるというわけです。
ここでは、ビジネスでよく使われるSNSである「twitter」「Instagram」「TikTok」ついて、簡単なアルゴリズムについてご説明していきます。
Twitterのアルゴリズムから評価してもらうには、大きく4つのポイントがあります。
ログイン時間
毎日ツイートできているか
ツイートの質は高いか
フォロワーとコミュニケーションは取っているか
大きくはこの4つが重要とされています。
まず、頻繁にログインと投稿をすることができていれば、それだけでアルゴリズム上は有利になります。
よりアクティブなユーザーの方が評価が高いということですね。
「ツイートの質」といっても、ターゲットとなるユーザーによって「どのようなツイートが有益か、質が高いのか」は異なります。
ターゲットとなるユーザーをよく分析して投稿することができれば、自然とツイートの質も良くなり、いいねやコメントでのコミュニケーションも活発になります。
まずはターゲットとなるユーザーについて深く知りましょう。
また、ターゲットを意識した投稿をすることに加え、トレンドを意識した投稿をすることで、リアルタイムにホットな話題を提供することができるので活用しましょう。
ここ数年の傾向は、フォロワーとコミュニケーションが取れているかどうかが重要視されている点です。
ここで言うコミュニケーションとは、いいね・リプライ(コメント)・リツイートのことを指します。
これらを怠ってしまうと、フォロワーのタイムラインに自分のツイートが載りにくくなります。
そうすると、ツイートがフォロワーにもフォロワー外にも届かなくなり、フォロワーが増えなくなる、フォロワーとコミュニケーションが取りにくくなる、という悪循環になります。
Instagramのアルゴリズムから評価してもらうには3つの要素を含むシグナルが重要であるといわれています。
関心度:ターゲット層の関心にあったコンテンツであるか
親密度:アカウントと利用者がどのくらい親密であるか
鮮度:最近の投稿であるか
Instagramのアルゴリズムは、より興味・関心のあるトピックに対して敏感です。
ターゲットとなるユーザーが、いったいどのようなコンテンツに興味・関心を持っているかをリサーチした上でコンテンツを作りましょう。
また、投稿は少なくとも2〜3日に1回程度、定期的に投稿することで投稿の鮮度を保つことも重要です。
理想的には、2日に1回以上の投稿がおすすめですが、回数を上げることで投稿の質が下がるようならば、頻度を下げ、質の高い投稿をするのもありです。
また、Twitter同様、コミュニケーションも大事です。
フォロワーから投稿に対してコメントがあったら返信や「いいね」をしましょう。
「いいね!」するだけでも、放置しておく場合と比べて親密度があがります。
Facebookのアルゴリズムから評価してもらうには以下の6つのポイントを意識する必要があります。
友人や家族との会話の材料となるコンテンツが優先される
ライブ動画は優先順位が高い
偽タイトルを使った記事の優先度は下がる
Facebookに直接上げられた動画はリンクよりエンゲージメントが高い
1日数回の投稿をするのが最適
「シェアしてください」「いいね・コメントしてください」といった投稿は優先度が下がる
Facebookは(特に企業にとっての)クリック誘導や第三者のサイトへの勧誘よりも、家族や友人とのやり取りが生まれる場にしていくことを優先しています。
近年、リーチが過去最低を記録していることから、友人や家族間のコミュニケーションが優先され、こうした多くの組織はFacebook活用に注力し続ける価値があるのかどうか疑問視されています。
こうしたアルゴリズムの変更には、新しいアプローチが必要になります。
TikTok
TikTokのアルゴリズムは、加点式の評価と減点式の2軸でアカウントを評価していると言われています。
加点の要素となるポイントは以下のものがあります。
いいね率
シェア率
フォロー率
コメント率
平均再生時間
再生完了率
ダウンロード数
プロフィール閲覧率
逆に、減点の対象となると言われているポイントは以下。
視聴維持率の低い
ほかのSNS媒体への誘導している
「興味ありません」ボタンがタップされている
この評価軸から、TikTokで多くのユーザーから投稿が見られるには「最後まで見られる動画かつ、プロフィールやフォローへの導線、コメントやいいねへの誘導を意識すること」が重要であると言えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
各SNS媒体のアルゴリズムについて、あまり詳しくない方向けにまとめさせていただきました。
ひとつ忘れていけないのは、ユーザーにとっての「有益なコンテンツ作り」が本質的に重要だということです。
アルゴリズムに気を取られるあまり、コンテンツの有益性が損なわれては本末転倒です。
「仕組みを理解し、いかに伸ばすか」「ユーザーにどのように満足してもらうか」という2軸で、SNS運用を考えていくことが重要ということですね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?