SNS運用は結局のところ自社愛がものを言う説
企業でのSNS運用、行き詰まってませんか?
根本的な運用目的や設計をしっかり立てても、なかなかユーザーからの支持が得られないことがあります。
それはもしかしたら、運用者の自社愛が足りないのかもしれません。
「SNS運用に自社愛ってなんやねん」と思うかもしれませんが、SNSはユーザー同士のコミュニケーションで成り立っています。
あなたがもし誰かに商品をオススメするとき、本当に愛している商品とそうでない商品とでは、情報発信のしかたが大きく違いますよね。
ユーザー同士のコミュニケーションでは、そのような「本当にその商品やサービスを愛しているか」という、一見して伝わりづらい心情も実は伝わります。
自社愛が深い担当者がSNSを運用すると、ユーザーにはその愛が伝わって応援してくれることも増えますし、逆にSNS運用をすることによって運用者、果ては運用していない社員すらも、自社愛を深めることができます。
ここでは、企業によるSNS運用と自社愛の関係性についてお話ししていきます。
愛がユーザーに伝わることで商品やサービスの本当の良さが伝わる
例えば、あなたが好きな漫画やアニメ、スポーツなど何でもいいです。
その魅力を伝えてくださいと言ったら、あなたは満面の笑みでそのことについての魅力を語るのではないでしょうか。
逆に、あなたの話し相手が好きなことについて語っているとき、「よっぽど好きなんだな〜」なんて気持ちが伝わることも多いんじゃないかと思います。
これが商品やサービスになったら、なんだかちょっと試してみたくなったり、応援したい気持ちになるのは自然なことです。
採用のためにSNS運用をしている場合も同様で、社内の友好な人間関係が伝わるため非常に魅力的な職場に見えるのではないでしょうか。
このような愛が、本当にユーザーにつたわるのでしょうか。
答えはもちろんYESです。
例えばこんな投稿
いかがでしょうか。
なんだか、運用者の人柄や社内のコミュニケーションの様子がフワっと頭に浮かんできて、なんだかちょっと企業のファンになりそうじゃありませんか?
こんな具合に、人は相手の背景や思いが見えると好感を持ちやすくなる生き物です。
これはSNSというメディアの特性上、非常にユーザーに伝わりやすく広告では得られない効果があります。
SNS運用をすることによって自社愛が育まれることも
企業が自社商品や新商品を投稿する場合、ただその商品について投稿するにしても、投稿するためのネタ探しをするようになります。
そのため、企画の背景にあるストーリーを自ら取りにいく姿勢が強まり、社内のコミュニケーションが活発になります。
その結果、「ユーザーに更に有益な情報を発信できるようになった」「自社の商品やユーザーを深く理解できるようになった」といったポジティブな効果が現れます。
また、組織の規模が大きくなればなるほど、どこの部署が何をしているのか、社内にいる人ですら情報を把握するのが難しくなります。
そこでSNSを運用して、いろんな部署の情報をフラットかつ一般向けにわかりやすく発信することで、自部署以外の社内の出来事も身近に感じられるようになります。
投稿した内容を社員がシェアする過程で、会社への愛着心や帰属意識が高まることが期待できますよね。
まとめ
企業やブランドのファンを増やすために、SNS発信者は日頃から一番のファンであるはずです。
ファン代表として「ファンが知りたい情報をいち早く届けたい」という気持ちで運用すれば、ポジティブな投稿や自社商品とユーザーの双方への理解度も深まることでしょう。
また、SNS運用を通じて自社愛が育まれると、離職率が低下したり生産性が向上したりと、良い影響がたくさん生まれること間違いありませんね。
企業内の雰囲気も前向きになるのではないでしょうか。