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自分ごと と 他人ごと


他人ごと

自分ごと。

どっちがいいとか悪いではなくて
役割の話しだと思う。



まだまだ偉そうに言えないがこの境界線が
ごっちゃになってしまうために
気持ちが混乱したり無駄に悩んだりする。


アドラーの課題の分離もこの分類の話しだと感じる。

そんなことは頭では分かっていても
特に同調圧力が高い場所では
“同じ気持ちになって考えないといけない”
の空気になって全体がなって
他人ごとでも自分のことのように悩まないといけなかったりする。


例えばだけど、
たまたま今日起こったことでいくと。


自分は今現在、
一つの部署を任されている。

そんな時ある部署で大きな問題が発生しまい
その部署の責任者がいなくなり
急きょ穴が開いてしまったりする。

その時にすぐに後任がハマればいいけど
急すぎて異動できる適任者が見つからない時もある。

すると次がみつかるまでの間だけでも
今の部署と兼任で責任者をして欲しいと
頼まれたりする。

常套句は
『とりあえずは形だけでいいから、
 何か問題あったら上で何とかするから、ねっ?』
とか言われる。

でも実際に着任をしてしまうと
上は何とかしてくれずに、
しっかりと責任者として責務を果たすように
暗黙の明確なプレッシャーが降りかかる
ことも悲しいかな透けて見えてしまってたりする。


だが実際に、そして確実に
その部門にいるスタッフは責任者が不在の中
大変な思いをしていることも知っている。

本当に非力だとは思うけど
自分なんかが少しでも役に立てるならと
どうしても考えてしまう。

でも実は自分の足もとを見てみると
自部署もまぁまぁややこしいことになっていて
実は全然余裕が無かったりして。

どう見ても誰かを助けている場合ではない状況で。

しかしここで断ったら、
『見捨てんのかよ!!助けてやれよ!!』
と無責任な他の部門長に声を張り上げられたり

本編と関係ない上司から
『とにかく一度引き受けてやってやれないか』
と懐柔されたりする。


今までだったらきっと渋々だけど受けてしまっていた。

そして実際の激務と修羅場に心から後悔をしていたと思う。

その延長で高確率で両部門とも中途半端に管理になり大混乱を引き起こしてしまう結末が見える。

結論から言うと、
どうしても出来ないと断った。


決断にあたって感情はすみに置いて考えてみた。


あくまで部門の人事を考えるのは
うちの会社であれば事業部長の仕事である。
事業部長は自分ごととなる。

でも自分からみたら他人ごととなる。


適任者がいなくて
どうにかしなきゃいけないと悩み動くのは
やっぱり自分ではない。


そして私の自分ごとは
リアルタイムでまぁまぁややこしくなっている
自部署に全力で向き合うこと。


薄情かもしれない。
でもこれが一番シンプルな結論だった。


この判断が狂う時はたいてい
良い人と思われたいとか
薄情者に思われたくないとか
悪口・陰口を言われるのがいやだとか
自分をええカッコしくしたい時。

でも残念ながら、
もしも今回引き受けたとしても

ちょっと期待に添わなかったり
結果が出なければ
今回受けない時と同じくらい
もしくはそれ以上の勢いで
ネガティブコールが降りかかる。


なにやったって結局あーだこーだ言われるなら
自分の影響力の中だけに集中して取り組んで
良くなる形を出していきたい。

少なくとも自分はそう思った。

昔はこれが全然出来なかった。

今もすごい悩むし、流されることもあるけど
以前よりはだいぶ切り分けられるようになった。

その結果すごい生きやすくなった。

まわりの声が気にならないと言えば嘘になるけど
本当のところでどう思ってるかなんて分からないし。



この部門には自分ができる形で最大限貢献できたらいいなと思う。


気持ちの備忘録的な記事になってしまったけど。


ではでは。



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