オンガクの『背中』
私が幼稚園児の音楽発表会で、低音オルガンなる「バスキー」?「バスマスター」?の担当に振り分けられたんです。子供ながらに、えっ・・・なんで・・・て。もっと他に楽器あるのに、なんで?
幼少から天邪鬼だった私は、全体練習の合奏の時もわざとずらして弾いたりしたんです。でも誰も何も指摘もされない。本番は多分・・楽譜通りに演奏しました。多分。
当時の私は、環境的に結構独りぼっちで寂しさを感じていたので、除け者扱いされていたと勝手に思ってて。そこに低音オルガンで、拍車がかかりました。私の役割、要らなくない?みんな聞いてないじゃん。適当に弾いてもわかんないじゃん。私なんて・・・。
とぐぐっと時間を今に。先週金曜、久しぶりに大好きだった、アーティストのCDを約10年ぶりくらいに聞きました。衝撃。めっちゃくちゃ音が良かった。奥行きがあって、旋律が美しくて。それはそのアーティスト陣の作る側も、聞く側の私も、良い機材をそろっていたこともあると思いますが、やっぱり音楽の奥行きは音域と重低音だなって。
そこから、幼稚園児の私とビビビと繋がりました。私の役割って大事だったのかも。私が間違えて弾いたことを、誰も何も指摘しなかったのは、この子はやればできるとか、コツコツ練習してるとか、安心して任せてるとか、何かしら前向きなメッセージとして捉えても良いのでは。
音楽はメロディー、歌詞、リズム、楽器だけではなく、実は無意識に聴こえ受け取っている情報があって、いろんな仕掛けがあって、どこまでいかに丁寧に細かく仕掛けるか。これはどんなことでも同じ事が言えるんじゃないのかって思いました。○十年と超絶遠回りをしましたが、そのアーティストが素敵なことに気付かせてくれてるのかな〜とハッとしました。ありがとう。ますます好きになりました。
笑顔あふれる健やかな一日をお過ごしくださいね🤗
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