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12日目 特殊効果

本日は特殊効果の専門家の監督に来ていただき、
超実践的な講義をしていただきました✨
聞いたことない知識ばかりだったので、興味津々、、、



撮影方法

例えば、ガンアクション。
どうやって撮影していると思いますか❔


。。。

海外では実用銃に空砲使ったりすることもありますが、
日本では、専用に改造した銃+発火部分に火薬+着弾部分に火薬、
で対応することが多いです🔥

つまり実際に弾を飛ばしているわけでなく、
発弾・着弾の部分で各々発火させて、
実際に撃ったように「見える」演出にしています。


たとえ弾は飛ばないと言っても、火薬は扱うので、
安全対策は万全に行います。(詳しくは講義にて✨)

※ちなみに火薬と合わせてセットする粉には、ベビーパウダーが有効。
理由は、ピリピリしやすい現場が和むから! 、、気遣いですね^^) 


現場の雰囲気

実際の火薬を使うと、本当に「撃った」「撃たれた」リアル感が出るため、
現場は、張り詰めた空気になります🔥
その張り詰めた空気感が、役者さんたちの演技に「リアル」感を出します。

これ、、、ホントです。
実際に撃つと、たとえ空砲だとしても、、、、リアル感が出ます。

最近CG技術で編集はできるようになっていますが、
役者さんたちに"リアル"の感情を引き出すには、
CGではないガンシーンは、非常に有効です。


映画表現

映画の面白いところは、
自分が実際の世界で体験したことがない出来事に対して、
「体験した人の気持ちになりきり(入り込み)」
想像の先へといけること✨

その想像の先に、新たな創造、
面白い映画やドラマの源泉があるかも、、


ちなみに、よく車に弾を当てたら一発で爆発するのか?
と思ってる方いますが、そうではないです…笑
現実世界のリアルと、映画世界のリアルは違うので、
それを踏まえて演出を作っていくことが必要。



制作

美打ちの頃から、制作に入ります✨

台本シーンを確認していく中で、該当の火薬使用シーンについて、
「いつ」「どこから」「どこへ」「何度」「どのくらいの大きさ」を、
その場で監督に確認します。

ここは派手に1発?それとも連射?
そんなニュアンスまでしっかり合わせます。
※ちなみに普通の銃からの一発=一食分くらいの予算感w


ニュアンスをしっかり合わせたうえで、
その演出に合わせたモノを持ち込み、
時にはアクションコーディネーターさんともやり取りして、
当日に現場調整して仕上げます。
(やっているうちに、多々方向が変わることも)



演出

演出を、迫力あるものにするにはどうしたらよいか❔

。。。
爆発を大きくする?タイミング?

そういったこともありますが、
実は一番大事なのは、「リアクション」
怖さを出すには、撃たれたリアクションからが一番です。



カットバックでのリアクションによって、
前のセリフや行動の重さが決まる。
リアクションの間を作ることによって、
視聴者に期待感を作る。
事後演出によって、解釈はいかようにも変えられる、、、


これは映像演出全般に言えることだそうです🎵
そのほか、実践的なお話や現場の体験談を数多く伺いしました^^


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