見出し画像

スタバにてカフェはじめ

年末にトラブルが起きて、誕生日を家族に祝われず仕舞いだったので、まだ20代だと思い込みたい藤原です。

さて、今年のカフェはじめは安定のスタバだった。

スタバというと、何を思い浮かべるだろうか。
インスタ映えする新作。カスタマイズできるドリンクの数々。おしゃべりに花を咲かせる女子高生。MacBookを持って仕事をする人たち。呪文のような商品名。

地元のスタバは利用客の年齢層が高めだ。
ドリンクの注文で多いのは、圧倒的にホットコーヒー。
常連らしきお客さんが多いのが特徴で、店員さんと顔見知りになっている人もいる。
「よっ」と手を挙げて挨拶をするハンチングを被ったおじいさん、「昨日は雨で出られなかったから買い物できなくてねぇ」とレジで談笑するおばあさんなどなど。

年末に行って驚いたのは、「1年間お世話になったから、これみんなで食べてよ」とおじいさんが洋菓子の差し入れをしている光景だ。

感謝の気持ちや親しみを照れることなく表せるっていいなあ。
見ているこちらも心が和む光景だ。

私は外ではできるだけモブキャラに徹していたい。顔を覚えられると速攻で逃げる。
挨拶や差し入れなんて到底真似できそうにないから、思いを直接行動に移せる人が羨ましくもある。

都内を中心に、個々のプライベートを大事にする雰囲気のスタバも多く、それはそれで落ち着く。ここで好きに過ごしていいんだなぁという安心感。
必要最小限のコミュニケーションで望んだ商品が手に入り、システム化され他人に干渉されることなく自分の時間を楽しめる。

反面、先に挙げたように人情味がプラスされたスタバも居心地良いものだと思い、にんまりしながら本を持って足繁く通っている。
(覚えられない程度に店を変えながら)
要は気分次第である。

マニュアルがあるチェーン店の枠からはみ出た店舗ごとの特色や、お客さんとスタッフのやり取りなど、日常の中のちょっとしたズレを収集できると心が躍る。
これからも小さな名場面に運良く遭遇できたらいいなと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?