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この夏こそ、身軽に

先日お散歩した時のこと。
そのお散歩コースは車通りが多く、横断歩道に引っかかると待ち時間が長い。
ぼーっと待っている間、街行く女性たちの姿が目に入り、ふと思った。

なんて荷物が少ないんだろう…!

両手で包み込めそうな斜めがけポシェットとかちょこんとテーブルの片隅に置けそうなサイズのトートとか。もちろんサブバッグはなし。

洋服屋さんで飾られていたら「かわいいー!」と、つい手に取りたくなりそうだ。
小さめバッグってフォルムが魅力的なものが多い。素材を活かしたシンプルなものも、繊細な装飾がついているものも、まるっこいデザインのものも。
使いにくいとわかっていても買いたくなる、とっても罪なアイテムだ。

しかし、あのくらいのサイズだとせいぜいお財布とスマホくらいしか入らないのでは?と遠目で推測する。
今はお財布をそもそも持たないのかなぁ。大抵の場所では電子マネーで済むもんね。
とはいっても、ハンカチやティッシュは必要だし…。真相は闇の中。
街でWhat’s in your bag? インタビューを敢行するしかないのか?


✳︎
私の場合、あれもいるかも、いや、これも…と支度をしているうちに、荷物が増えていく。
たいていひとつのバッグには収まりきらず、サブバッグを持参することになる。

学生のころから友人に荷物多いなぁと散々言われた。なぜ?と聞かれるけど、本人もなんで荷物が多いのかわかっていない。
確かに1人だけ1泊旅行みたいな荷物だ。
逆になんでみんな荷物が少ないの?

リュックが流行っていた高校の頃は、さすがに荷物はひとつで済んでいた。そのかわり、そのひとつの重みが半端なものではなく、前からトンっと押されると、後ろにひっくり返りそうになるくらい、それはそれは重かった。
帰ってから着替えると、肩が赤くなっていたり、内出血していたりして、我ながら痛々しかったなぁ。


✳︎
というわけで、荷物が多いのは今に始まったことではないのだが、夏は特に荷物が増える傾向がある。
このままではいかんなと思うので、今一度夏のマストアイテムを整理してみる。


〈夏特有の持ち物〉

①600mlのミネラルウォーター
こんなに飲むんかいって言われそうだけど、夏は水分補給が命!
急に頭が痛くなって薬を飲むときや電車で万一閉じ込められたときにも必要になる。
250mlだと大抵足りないし(だってコップ1杯くらいよ?)割高なので…

②日傘
日焼け防止にはマスト!
Amazonで安く買った白の晴雨兼用傘を使っている。日傘というと今まで真っ黒のイメージだったけれど、外側が白で内側が黒が最強だという話を聞いて、それ以来重宝している。ワンタッチで開く代わりに重いのが難点。これは見直しが必要かも。

③サングラス
Ray-Banを愛用。デザインも機能性も気に入っている。
日光を浴びすぎると、目がチカチカしてしまう体質なので、晴れの日はサングラス必須なのだ。

④日焼け止め(塗り直し用)
今までは日焼け止めは自宅で使っているものを持ち運びにも使っていたが、これが地味に重いことに気付き、塗り直し用のもの(ビオレUVアクアリッチ16g)を持ち運んでいる。これは軽くて取り出しやすいし、快適。

⑤冷却用リング
去年くらいから流行りだした暑さ対策グッズ。
これが優秀で、いったん凍らせると、ひんやりした状態がながーく続く。37度を超えた去年の夏も、これとともに生き延びた。
最初に見たときは動物の首輪もしくは孫悟空の輪っか感が否めなかったけれど、命には変えられず。
ここ最近はカラーバリエーションも増えて、街中で使っている同志もちらほらいる。

⑥保冷剤を詰めた保冷バッグ
⑤の冷却用リングを外出先で再利用するためのアイテム。保冷バッグに保冷剤を入れ、一度使用した冷却用リングを放り込んでおけば、ひんやりが復活!
冷蔵の食品を買ったときにも使える。

⑦薄手のカーディガン
滞在することがもはや罰ゲームじゃないかってほど、凍える店がある。
もし行ったカフェが冷え冷えだったら、涙を飲んで早々に撤退するハメになる。あまりに悲しい。
砂漠にオアシス、冷房下にカーディガンといった具合で、過去に何度か救われている。
基本的に天気予報を信用していないので、持っていればとりあえず安心する。


以上が夏の限定品。
それに加えて普段の持ち物をごっそりバッグに詰めてるわけだから、そりゃ重いわな。
軽くしたいのは山々なんだけれども、改善策は今の傘を軽量傘に変えることくらいしか思いつかない。

荷物が軽いといいなと思うことは、やっぱりフットワークが軽くなることだ。
ちょっと足を伸ばして、あのお店に行ってみよう!という寄り道が思いのままできる。
逆に荷物が重いと歩くのが大変だから、そこまでして行かなくてもいいか、と諦めてしまいがちだ。

混んだ交通機関や狭い通路で邪魔にならないのも良い。
サブバッグを持つと、体の横幅が1.5倍くらいになってしまうから、気をつけていても人様の進路を妨害してしまうことがあると思う。


✳︎
考えてみて、私の荷物が多い要因は無駄に心配性なところにあると思った。あらゆる場合を想定し、役に立つだろうものをかき集めるから、どんどん持ち物が増殖していく。

その時はその時であるもので我慢しようとか、困ったらその場で調達しようとか割り切れればいいんだけれど。


夏は外に出るのが一番過酷な季節だからこそ、荷物だけでも軽くしたいところだ。
今年も長期予報だと猛暑になる模様…
暑さとの闘いを少しでも楽にすべく、荷物を減らして颯爽と風を切って歩きたい。


✳︎
追記

スタバでよくあるような、カフェの木の椅子でお尻の骨がごりごりして痛いことが結構ある。
短い時間でも痛くなってしまうので、おざぶ(座布団)を持ち歩きたくなる。
この前、フェイスタオルくらいのタオルを二つ折りにして、お尻に敷いているおじいさんを見かけた。
年長者の知恵だなぁ。
さすがにタオルは…と思っているので(おじいさん、ごめんね)嵩張らないおざぶがあれば、と思っているのだが。
荷物問題はまだ難航しそうである。

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