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世界水泳を見ていて思うこと。

水泳に強い国は、オーストラリア、米国、英国。いずれもアングロサクソン系の国。別の言い方をすれば「英国+旧英領」。水泳選手は白人。

ラテン系の国はいまひとつ。ただ個人レベルだと、フランスのレオン・マルシャン、ルーマニアのダビド・ポポビッチ(いずれも白人)が活躍。

陸上競技はどうか? 短距離に強いのは米国、カナダ、英国、ジャマイカなど。英国+旧英領。黒人がほとんど。米国やカナダ、ジャマイカに渡った黒人ということは西アフリカ出身者か。

長距離が強いイメージがあるのはケニア、タンザニアなど。いずれも東アフリカ。旧英領。ただ長距離が得意なのは、標高が高いため空気が薄くて心臓もきたえられる環境で育ったカレンジン人だけ、との話も。

ラテン系の国が強いスポーツといえばサッカー。ブラジル(黒人系は多い)、スペイン、イタリア、フランス(黒人が多い)‥‥イングランド以外の強豪はラテン系の国。

これはどう考えればいいのでしょう。

特定のスポーツの得意不得意だけでも、プールに入れないといった差別だけでも、必要な施設が多いかどうかの環境だけでも、経済力(ただ中国は確実に、水泳に強くなってきました)だけでもない気がします。

ちなみに日本のように、ほぼすべての学校にプールがあるのは世界的には珍しいのでは(1950年代に起きた紫雲丸事故を受けて、学校へのプールの設置が広がったとの説も)? 途上国は言うまでもなく、米国でも学校にプールがないのは普通。水泳大国のオーストラリアはどうなのでしょう。