ゼロの未来
かなり前から楽しみにしていた作品である。『未来世紀ブラジル』のテリー・ギリアム監督だ。タイトルも良いし、チラシとか見るとSFっぽいし、ぶっ飛んでそうだし、そりゃ、楽しみにするって!!
で、さっそく観に行った。
期待通りぶっ飛んだ映画だった。骨格はシンプルなんだけど、肉づけがかなりイッちゃってる。70歳超えたジジイがこんな映画作るなんて、恐ろしいわッ!! 上映中、楽しくて仕方がなかった。
すごく映画らしいっちゃ映画らしい映画。骨格はシンプルでいて、常人が思いつかないようなことを描くのが映画の作法だから。シンプルな構成と、それを感じさせないストーリー、普遍性のあるテーマ、批判精神に富んでいて、説教くさくなく、アーティスティックなんだけど、エンターテインメントとして楽しめる。ちょっとぐちゃぐちゃにかき回しすぎだし、別に未来じゃなくても、っていうのは多少あるけど、完成度の高い作品だ。ロックだ!
こんな作品が作れる老人になりたいよ。
原題 The Zero Theorem
製作年 2013年
製作国 イギリス・ルーマニア・フランス・アメリカ合作
配給 ショウゲート
上映時間 107分
映倫区分 G
監督 テリー・ギリアム
脚本 パット・ルーシン
キャスト
コーエン・レス クリストフ・ワルツ
ジョビー デビッド・シューリス
ベインズリー メラニー・ティエリー
ボブ ルーカス・ヘッジズ
マット・デイモン
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