サワガニの微笑み

　北九州市内の公園にあるビオパークを歩いていると、人工的な小川に生息するたくさんのサワガニを見つけた。この水は浄水場の二次処理水を、水棲植物によって更に浄化したもので、その後洞海湾へと放流されている。サワガニが生息できるまで浄化する植物の力が実に素晴らしい。

綺麗な川や沢で見かけるサワガニは、何と日本だけに生息する固有種とのこと。

日本の宝だ❕

水質階級Ⅰ（綺麗な水）の指標生物であり、サワガニがいたらその水は綺麗というお墨付きがついたことになる。

この小川には岸に石が並べられており、その隙間に沢山のサワガニがいた。
近くに寄るとすぐに岩陰に隠れてしまうその素早さがまた可愛い。

その中に雰囲気が違う一匹のサワガニを発見。
どうやら喧嘩をして、足が数本無くなっているように見える。
しかしこのサワガニ、やたら元気に動き回っていた。
甲羅の線は口ではないが、何故か微笑んでいる口元に見えてしまう。
こっちを向いて片手を上げてる？
これはもしかして【招き蟹】⁈

北九州市　洞北緑地(洞海ビオパーク)

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