洞海湾を渡る3分間の船旅
北九州市北部、若松区と戸畑区は関門海峡に通ずる洞海湾によって隔てられている。この湾を横断する主要な交通路は、国の重要文化財でもある「若戸大橋」とそのすぐ横にある「若戸トンネル」の二つ。
そしてもう一つ「若戸渡船」は今も地域の「足」として欠かせない交通手段だ。毎日朝から晩まで10~20分間隔で運行されている。特に朝夕の通勤通学の時間帯は、自転車に乗った乗客などで混み合う。船を降りてから近くの駅まで行くのに便利だからだろう。
「渡し舟」という言葉には妙に懐かしい響きがある。と