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ドイツ 運転免許証書き換え


今回は、日本の運転免許証を
ドイツの運転免許証に書き換えた時の
お話をしようと思います。

以下に私が運転免許の書き換えをした時の
前提条件です。

【前提条件】
国際免許なし
ワーホリビザ期間中2023年5月頃書き換え
場所:ハンブルク

ワーホリやオペア留学などで、
ドイツ到着後、運転する予定がある方や
国際免許証を取得するか迷われている方の
参考になれば幸いです!


国際免許証ってどうなん?


まず、どんな滞在方法であれ、
国際免許証を取るかどうか
迷われると思います。

私の場合、
ワーホリビザ期間中に運転する予定が
なかったので、
国際免許証を取得しませんでした。

国際免許証の取得は、
各地域の運転免許試験場(免許センター)にて申請し、
取得のための試験はありません。
費用は、2350円です。

因みに日本では、
運転免許証が身分証明書としての
役割を担っていますが、
ドイツでは役に立ちません。

ただのカードにすぎないので、
ドイツが発行した身分証明書がない方は、
身分証明書としてパスポートを
携帯するようにしましょう。

また、ドイツで発行された身分証明書を
持っていたととしても
何か書類を発行してもらう時は、
ドイツの身分証明書+パスポート
を携帯するのがベストです。

話が逸れてしまいました💦
ドイツで運転が認められている方法は
2つあります。

日本の運転免許証 
   +
 国際免許証


ドイツで運転する予定がある方に
オススメの方法は、次の組み合わせです。

②日本の運転免許証 
   +
 日本の運転免許のドイツ語訳
 (運転免許抜粋証明)

①も②も6か月間
ドイツで運転することが可能です。

②に書いた日本の運転免許のドイツ語訳
ってなんやねんと思われたかもしれませんが、
在ドイツ日本大使館や領事館で
日本の運転免許証から必要な事項を抜粋し、
その内容をドイツ語で証明したものを
運転免許抜粋証明と言います。

この運転免許抜粋証明を取得するために、
在ドイツ日本大使館や領事館へ
以下の書類を提出します。

【 申請に必要な書類 】

 有効なパスポート(原本)
 有効な日本の運転免許証(原本)

 代理申請の場合は裏表両面のコピーで可)
 証明書発給申請書
 手数料(現金のみ):14€ほど

証明書発給申請書を予め記入し、
お住まいの管轄の在日本大使館や領事館の窓口
またはメールで提出すると、
申請から4営業日に運転免許抜粋証明
を受け取ることができます。

この証明書の詳細については、
お住まいの管轄の在日本大使館や領事館の
サイトをご確認ください。

https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/konsular_shomei.html#07honyaku

運転免許抜粋証明は、
6か月後にドイツの運転免許証に切り替える
際にも必要になるので、
大切に保管してください。


ドイツ運転免許証に切り替え方法


ドイツに6ヶ月以上滞在し、
運転をしたい場合は、
住民登録を行った後、
運転免許抜粋証明を持って
居住地の道路交通局 (Führerscheinstelle)で、
先ほど説明した①か②の期限が切れる前に
ドイツの運転免許に書き換えるとスムーズです。

私の場合は、
渡独前に国際免許証を取得せず、
ドイツ到着後6カ月以内に
運転免許抜粋証明を申請しませんでした。

完全に滞在開始から6か月以上たってから、
オペア体験のために
ホームステイすることになりました。

オペアでは、
子供の送迎が主な仕事だったため、
ドイツ運転免許への切り替えが必要になり、
このタイミング(2023年5月頃)で
運転免許抜粋証明を申請・取得しました。

上記で少し記載しましたが、
書き換えには条件があります。

≪ 条件 ≫
 ①住民登録済みである
 ②ドイツに6か月以上滞在できる有効な
  滞在許可証を持っていること
 ③日本の運転免許証が有効期限内であること

さて、次にすることは
居住地の道路交通局 (Führerscheinstelle)に
予約を取って行くことです。

出ました!
ここでも予約必須です。
自分が希望する時間帯に
予約枠がない場合は、
早朝にサイトを確認することです。

予約ができたら、当日、
道路交通局 (Führerscheinstelle)に行き、
必要書類を提出します。

【 申請に必要な書類 】

 有効なパスポート(原本)
 有効な日本の運転免許証(原本)

 運転免許抜粋証明
 写真(35mmx45mm) 1枚
 住民登録証明書
 手数料(20~30€地域により異なる)

上記の書類を担当者に提出すると、
いくつか説明を受けます。

日本の運転免許証(原本)の回収
 
日本の運転免許証は一旦ドイツ当局で
 回収されます。

 その後、1カ月程で在ドイツ日本大使館・
 領事館から運転免許証返却に関する連絡があり、
 窓口で直接返却されます。
(回収された日本の運転免許証が返却されなかった
 というネット記事を読んだことがありますが、
 私はきちんと返却されました)


②ドイツの運転免許(仮)
 
当日にカードタイプの免許証は発行されません。
 その代わりにペラ紙をもらいます。
 このペラ紙とパスポートを運転する時には
 必ず携帯するように言われます。
 (カードタイプの運転免許証が届くまで有効)


③②が有効な範囲
 
ドイツ国内のみ有効

④カードタイプの運転免許証の有効な範囲
 
カードタイプのドイツの運転免許証は
 EUおよびEEA(欧州経済領域)加盟国で
 運転可能です。

このような説明を受け、
必要書類に署名をし、
カードタイプの運転免許証ができたら、
窓口に取りに行くのが普通らしいですが、
取りに行けない事情を説明すると
郵送してくれます。

ちなみに私は、
切り替えを行ってすぐにオペア体験のために
南ドイツへ行かなければならなかったので、
南ドイツに郵送して欲しいと伝えたのですが、
住民登録がされている場所にしか
送れないと言われたので、
住民登録先のハンブルクに送ってもらいました。
その後、友人に頼んで南ドイツへ
郵送してもらいました。

緊張していたので覚えていませんが
私の体感5分くらいで終了したような気がします。

ドイツの運転免許の有効期限は
15年です。
この長さが良いのか悪いのか、考えものですね。


≪ こぼれ話 ≫
日本の運転免許取得のプロセスは
ドイツで認められているため、
日本の運転免許証を持っている場合は、
特に重大なことがなければ、
試験なしで書き換え可能です。

この点は、他の外国人にはかなり
羨ましがられるポイントです。

他の国の運転免許を取得するプロセスが
認められてない場合は、
ドイツ国内の教習所に通い、
試験を受けなければならないと
聞いたことがあります。

ドイツ語ができる外国人であれば、
問題ないでしょうが、
教習所の怖い教官にドイツ語で怒られながら、
運転練習をすると考えたら、恐ろしいですよね。



帰国後、日本国内で運転する

ドイツの運転免許証と公的な日本語訳を
両方携帯すれば、
日本入国から1年間はドイツの運転免許証で
車を運転することができます。

ドイツで発行された国際運転免許証では、
短期・長期を問わず、
日本国内で車を運転することはできません。


ここまでお読みいただき、
ありがとうございました!


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