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私が好きなアニメ「モノノ怪」を語らせて

久々に自分の好きなものを堂々と語られる記事を書いていて
最高に生き生きとしてます。


今回語らせて頂きたい作品「モノノ怪」という作品
放送時期に関しては2007年とちょっと古めですが
今見ても色あせない作品で何が良いのか

私的に書いていきたいと思います。

まずは概要を少し

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2007年に深夜枠のアニメコーナー枠「ノイタミナ」にて放送された
ホラーアニメ作品です。
私的には全然ホラーじゃなくどちらかというミステリーに近い感覚ですが、

結論的には人が人を殺してしまい、殺された側の怨念が
モノノ怪(死霊や生霊)になって復讐をする、そして、そのモノノ怪を倒す
という流れになります。なので、思いっきり貞子的な幽霊じゃなく、
日本古来からの怪談を取り上げてるので、どこか懐かしいさを感じます。

「モノノ怪」の前の作品に「怪 〜ayakashi〜」という作品があるのですが
明確な繋がりはなく、「怪 〜ayakashi〜」の話で「化猫」編という
化け猫をモチーフにした話があって、その時に出てきた「薬売り」という
主人公をそのまま、「モノノ怪」の主人公として登場させてます。

モノノ怪の何が良いん?
特徴的に思ったこと分けて書きます。
・お話
・表現

お話に関して


ちょっとネタバレになってしまって本当に申し訳ないのですが
モノノ怪の話の構成は

・座敷童子
・海坊主
・のっぺらぼう
・鵺
・化猫

この5つで構成されていて、全話通して言えることは
モノノ怪が決して悪いわけではなく、どこか悲しい、
人間の弱い心を具現化したもの、と私的に解釈しました。

人間は自分の保身や権力に目がくらみ誰かを犠牲にして生きてく、
その中で犠牲になった人たちがブチ切れた訳ですね
「なんで私だけこんな目にー!!」って
そんな人たちの情念にモノノ怪達はとり憑くと…

現代でもあるあるな話で、
誰だってモノノ怪になる可能性があるわけですよ笑
多分、見る人によって解釈が変わるので、もし見たーって人もしくは
見たことあるよーって人

感想が聞きたいからコメントに書いてね笑

あと、主人公の「薬売り」に関しては名前や経歴とか全くわからないけど、モノノ怪を斬れる退魔の剣を持っていてその剣でモノノ怪を倒すのですが、倒すときの条件が、そのモノノ怪の(多分、切れる存在的な)と
なぜ生まれたか由も見つける事と、
その理由に隠された実を見つけないと
切れなくてこの謎を解き明かす推理段階が私はとにかく好きです、
いろんな人関わりや心情が面白かった。

私的な推しの話は「」と「化猫」です。アニメの後半だけあってとても引き込まれました。

あと薬売りの声優さんの櫻井さんがイケボです。以上

表現に関して

表現って大きな括りで書いてしまいましたが、
話的な内容や使う言葉の表現も秀逸で、私的に、
このアニメを見て一番印象に残ったのは、作風です。
今まで見たアニメでも、「作画がすごいなー」っと思う作品はたくさんありますが「モノノ怪」に関しては、作画じゃなくて作風です。

上記で上げた5編に関して言えば全体を通して和紙で描いたような
テクスチャで統一されてますが各編にごとに和風なテクスチャ+αで
描かれており、私が大好きなお話「」では
和風なテクスチャ+水墨画風な感じでモノクロ調に描かれており、
見づらいかなと思ったのですが
要所要所に色をアクセントに入れてほんとにきれい、

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薬売りさんはずっとフルカラーです。

特にこの「鵺」というお話では「組香」という
数種類のお香を焚き、その香りを当てる勝負があるんですが、
キャラクターがお香を嗅ぐしぐさの間だけカラーにしたり
雪が降っている描写があるんですが、雪の落ち方が斬新で
とても印象に残りました。

あとは「化猫」という話だけ、江戸時代よりな話ではなく
大正をイメージにモダンガールを被害者として描いてて、
江戸から大正に世界観が変わっても話に違和感がなく、
寧ろ、大正なのに江戸時代のモノノ怪を活用してて面白かったです。

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あと、「化猫」編では私は被害者のモガに大変同情しました。
節子という女性なんですが、「せつこぉぉぉ泣」ってなりました。
あれ、火垂るの墓もせつこだっけ?

「せつこぉぉぉぉ泣」

全然関係ないけどこの「化猫」編で
私はモダンガールにすごく興味を持ちましたね笑
モダンガールというよりは洋式を取り入れ始めた大正時代に興味を持って
洋式も和式も入り乱れて
自分たちの文化と他国の文化も両方選べるってすごくいいなって思って
私は日頃作務衣とか着物で生活しはじめました笑
今はみんな外の文化のことばかり気にして自分の国の文化をもっと大事にしてほしいなと思います。
歌舞伎町とかコンクリートの建物より和風な建物だったら
みんな歌舞伎町好きになりません?(銀魂に毒され過ぎてますね)

話が脱線しましたが、総じて「モノノ怪」はぜひ見てほしい。
やっぱり作画ともう雰囲気が普通じゃないので、
えり好みしてしまう方が大半だと思いますが、
話の構成も前後編でまとめられていて見やすいので
よかったら見てください!お願いします。
見てくれないと私が「モノノ怪」になって皆さんを襲いに行きます。

そもそも、この記事を書いた動機として「モノノ怪」を見て
「やっぱ、このアニメすごいなー」って思ったのと
イラストの練習がてら薬売りさんを書いてみました。
構図はトレースしたけど、色塗りは練習も兼ねてやってみたんですけど、Procreateムズイよ!
以上(左原作、右私)

note モノノ怪

あとまた、私の記事がnoteの中の人に取り上げられてて
びっくりしました。
Twitterでサイレントシェアまじ勘弁してください。
うそ、めっちゃ嬉しいありがとうございます。

キャプチャ

ということで、
いつもスキしていただける方々
ありがとうございます。

そしてコメント書いてくれる優しい皆さん
ほんとありがとうございます。いつもうれしいです。

これからも私をよろしくお願い奉り候

あっこれ薬売りさんの台詞ね


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