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「張り込みの極意~ストーリーをつくる~」


前回の記事では、張り込みで大切な要素の1つ、「雰囲気をつくる」ことをお伝えしました。
今回は、もう1つの大切な要素「ストーリーをつくる」をお伝えします。

雰囲気をつくることと、ストーリーをつくること。これは似通った点もありますが、2つをマスターできれば張り込みは格段に楽になるのです。

雰囲気をうまく作り出すことができ、どれだけ頑張って溶け込んでいても、対象者が全く動かなければ10時間その場から動けない時もあります。
そのような状況になったときは、「かわいそうな雰囲気」を醸し出してるだけでは明らかにおかしくなってきますよね(笑)
長時間の張り込みになれば、近隣の人間に話しかけられることも多々あります。
そういった困った状況でも突破できる手法、それが
ストーリーをつくることです。

どういうことかというと、「自分がここにいなければならない理由」をストーリー形式で伝えるのです。
もちろん対象者のことを言うのはNG。

例えば、自分の見た目を考慮し、僕の場合だと
近隣の人間「あなた、朝からここでなにやってるの?ずっといるよね?」
後藤「あっすみません。。。迷惑ですよね。。。実は、あのマンション(対象者とは別の場所)に友達が住んでいて、お金を取り返さなければいけないんです。先週30万円貸してほしいと頼まれて貸したんですけど、返してくれなくて。連絡も一昨日からつかないんです。僕も実は先輩に借金をしていて、返済期日が明日なんです。どうしても今日中に返してもらいたくて。。。」

こんな話をすると、話しかけた人からすると、最もらしいがあまり関わりたくないという印象になります。
そうなれば、夜までそこにいても勝手にその話が回り、誰からも警戒されなくなる可能性が高くなります。

こういった、話しかけられても大丈夫なストーリーを現場ごと、そしてその時間ごとに作っておく。
そうすれば、いざという時に状況を突破できるのです。

自分の外見と、出せる雰囲気、そしてロケーションに時間帯。
これらを考慮し、常に頭の中にストーリーを作っておく。
これができれば、張り込みの成功率はかなり跳ね上がります。
まさに、「張り込みの極意」です!

新米探偵が読むと良い記事になってしまいました(笑)
ニッチ過ぎますね(笑)

ありがとうございます!!これからも精進して参ります(^^)/