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バイトから社長になった経緯


今、僕自身は探偵会社の社長という立場と、自分ひとりの会社の社長という2つの会社の社長として動いています。
探偵会社のほうは自分で起業して社長になったわけではなく、実は始めはその会社にバイトで入っていたのです。
バイトから社員になり、社員から社長へ、という流れでした。

本日は、会社の中で一番年齢が若かった僕が社長に選ばれた理由が、もしかしたらこれかな?というものがありますのでそれらをお伝えします。
ちなみに僕自身は全く社長業に興味はありませんし、なりたいとも思いません。
必要だから、という感じです。

結論から言うと、おそらく「全体と接触していた」というところと、「能動的に営業をしていた」というところだと思っています。

まず、バイトの時にやっていたのは、一緒に仕事をする社員の人の話を聞くことの徹底です。
仕事の話を聞くのはもちろんですが、それ以外の時間の雑談はめちゃめちゃ聞く側に回り、後藤といたら楽しいという風に思ってもらえる状態になることは意識していました。
探偵の仕事は、主に二人一組。張り込み中や、調査現場に向かう時間は二人で会話をすることになります。
その時間を、先輩の考えていることや経験談を聞くことにしていました。
そして、「余計なことは自分から言わない」。
なにか聞かれて自分の意見を言えないのは良くありませんが、人の話を奪って自分の意見を言うことは、相手にとってストレスになると思い、余計な意見は言わないようにもしていました。
あとそういった会話の後で大切なのが、「口が堅い」ということです。
どうしても社内政治の話は耳にしますし、目の前の先輩の意見はどんどん入ってきます。
しかし、それを上手く使って自分がのし上がるのは良くありません。絶対に自分も足元をすくわれます。
自分に言ってくれたことは、言ってくれた人との間だけのことにするのです。
「後藤と話をすると、話は聞いてくれるし、彼はここで話したことは口外しない」という状態になれば、調査にも連れてってもらいやすくなります。
その状態になると、ほとんどの社員から「調査に連れてってもいいよ」というようになっていきます。
バイト時代(修行時代)の数年間で、社内の方すべての人と親しくなり、相互関係も把握できるようになったのです。
すると、いつしか「もめごとの仲裁」と「役員会議への出席」が求められるようになりました。
それを繰り返していくうちに、社員になり、社員になってすぐに役員になってほしいと言われるように。
会社の意思決定の場に入ることになったのです。
会社の全員と濃い関係を作っていたので、みんなの意見が自分に来るようになり、ではどうするのが全体として良いのか?を当時の社長たち役員に提言できるようになっていました。
この「全体と接触していた」ということが、昇進に必須だったのではないかと思います。

そしてもう一つ。
「能動的に営業をしていた」という部分。
文字通りですが、僕は当時営業職でもなんでもなく、ただの調査員でした。
しかし、仕事を自分でとれたほうが良いし、自分が会社を動かす立場だったらどうするだろうということをバイト時代から考えていたので、勝手に名刺を作り、勝手にHPも作り、勝手に人脈を増やし、仕事を取ることをやっていました。
しかも、何故か秘密裏に全て休みの日に行っていました。
会社からすれば急に僕が仕事を取ってくるのでびっくりしたと思います。
今思えば、経営者の立場からすると、仕事を取ってくる(売り上げを上げられる)というのはめちゃめちゃありがたい存在です。
バイトが勝手にそういう思考で休みの日に仕事をとってくるなんて、是非社員に!となりますよね。

この2つの要因が、おそらく社長という役職を任された理由なんじゃないかなと思います。
今僕自身が社長になってみると、そういう存在はありがたいです。
意識してやっていたわけではないのでたまたまというのもありますが、本質は「自分がどうなりたいかを常に考え、実行する」ということに尽きるかなと思います。
19歳でバイトでこの業界に入った時、「自分で仕事を生み出せる探偵になる」「探偵の枠を超える」ということを最初のゴールにしていました。
ゴールを立て、それに向けて動いていれば、周囲からは勝手に認められていくのではないかと思います。
今、バイトをやっている方たちで社長になりたい!という方は、是非参考にしてみてください!


ありがとうございます!!これからも精進して参ります(^^)/