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同業他社を批判してしまう理由

他の業種のことはわかりませんが、探偵業においては同業他社を悪く言うサイトや人が多いです。
○○社は調査力が無い
○○事務所は高額
などなど、他社の根も葉もない批判は後を絶えません。

実際に利用したお客様の口コミならわかるのですが、何故か利用したことのない企業が他の企業の悪い口コミをする。
それは何故起きてしまうのでしょうか??
今回は自戒の念も込めて、このことについて考えてみました。

考えられるのは3点。
ネット上が主な集客場所だから
本当に悪い業者が多いから、消費者に注意喚起している
業界自体が成熟していないから

ネット上が主な集客場所だから

探偵業界はネットでの集客がメインです。
そうなると、自社の「良さ」や「強み」をアピールしようとしてもなかなかその中で差別化することは困難です。
できるとすれば、ブログなどで人となりをわかってもらうことぐらいです。
差別化が難しい。つまり、自社の良さをアピールすることが難しい。と判断した先に待っているのは、2つしかありません。

別の方法を捻りだす。
もしくは
他を貶める。

別の方法を捻りだすのは非常にパワーがいりますし、頭も使います。
しかし、他を貶めるのは、それほど労力がかかりません。
あそこはこうだからダメ、だけど弊社はこうだから良い。
これはそれほど難しくないですよね。そういった比較サイトや口コミを作って他のマイナスを作れば、自社がプラスでなくとも選ばれる。
そして、透明性の少ない業界であればあるほど、その口コミの効力は増していきます。
そこで得た収益で、さらに他社をマイナスに表現するサイトを構築する。
ある種の勝ちパターンです。
この方法に特化できれば、集客においてはまず負けないと思います。
集客という観点においては、正しいやり方だと思います。

本当に悪い業者が多いから、消費者に注意喚起している

これは正義の行動です。
しかし、多くは事実を伝えるだけで良いにもかかわらず、最後に自社のアピールをしているところがばかりです。
1つめと同じになってしまっては、正義は貫けません。
そして、同業者で注意喚起し合っているのは、ちょっと滑稽に見えてしまうと思います。

業界自体が成熟していないから

個人的には、これが真理かなと思います。
例えば探偵で調べると、比較批判サイトばかり出てきますが、弁護士で調べれば、まず他社の批判のサイトは出てきません。
成熟している業界は、他社を批判する必要がないのです。
情けない話ですが、探偵業界は、まだまだ他社を批判していなければ仕事が取れない業界ということです。。。

やはり、せっかく同じ仕事をしているのだから尊重し合っていきたいですよね。
自社の誇りを越えて、「職業の誇り」を持てたら業界のステージアップに繋がる気がします。
強み」で勝負していきたいですね!


ありがとうございます!!これからも精進して参ります(^^)/