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インテリジェントトレーニング

いや~、かっこよかったです。
本書を読んでいて著者のサイモンととても考え方が近しかったし、自分が考えている事があながち変でも無いという安心感を得ました。

この本は決してボディメイクだけの本ではないという所が面白く、確かに役者に対しての具体的なトレーニング記載はありますが、そのトレーニングは役者の「役」を見越して組まれたものであり、アクションシーンが多いのか、剣で戦うのか、鞭を使うのか、走るのか、馬に乗るのか、力強い筋肉隆々なキャラなのか、インテリジェントなスマートなキャラなのかなどに併せてトレーニングを考案されています。
これは、我々リハビリの業界と本質的な所は一緒だと考えます。
逆にこの考えがないと結果としてコミットできない世界ではないかと感じました。

ダニエル・グレイグかっこいい


具体的なトレーニングの内容

書籍には確かにトレーニング方法などの記載も沢山ありましたが、強調されていたのは「塩梅」だと思います。
トレーニングに臨むメンタルの捉え方やリカバリーの取り方、栄養や睡眠、それらを含めた一日のスケジュールの立て方と提案・・・。

記載されている中には「ん?そこの認識は僕とは違うな~」などもありました。
そうそう、少し脱線しますがこの「違うな~」と感じた事も個人的にはとても新鮮でした。
昔は文献でも書籍でも書いている事を鵜呑みにしていたので「違うな~」なんて感じたことが無かったのです。
おそらく自分の中に多少の経験や知識が積もってきた部分があるのかも知れません。
この違うな~は検証する価値のあるものだと感じています。

自己紹介でも書いていますが書籍の内容を事細かに紹介はしません。
知りたいなら書籍を買って下さいw
それが著者に対する僕の小さい貢献になると考えています。

ただ、本を読んだ感想はお伝えします。
「トレーニングは大切ですが最も大切なのは基礎をしっかりして日々を充実した状態、気持ちよく過ごせる状態にすることです。現実問題ストレスもたまる事でしょう。しかし、ストレスを緩和させるための手段としてもトレーニングが有効であるのです。トレーニングはあくまで手段に過ぎないという事を忘れてはいけません。」っという事です。


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