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空間と医療

東京の医療は安全だろうと思っているのは間違いです。
首都圏医療崩壊。
人口約3600万人。
世界NO1 人口高密度都市圏です。

3年後の2025年、都会が一気に高齢化の流れに転じていきます。
日本中で要支援・要介護高齢者数約700万人超になり、
その約1/3の高齢者が首都圏に集まります。

その人たちが横たわる一般病棟のベッドが足りない。
『 あなたは肺がんです 』と言われて手術が必要なのに
『 残念ですが半年先まで肺がんの手術はできません 』
と言われるようなものなんです。
若い人も。

…要はベッドがないってそういうこと。
需要と供給のバランスが崩れるってこと。
病院のベッドだけでは賄えなくなるかもしれません。

街の中にもベッドを作るべきです。
「街の中のベッド屋さん」みたいな場所を。

『 こどもには病院の恵まれた環境に住まわせたい 』
…親の願いです。

『 年寄りには医療と介護が切れ目無く提供される町に住んでほしい 』
…子どもの願いです。

子どもと高齢者は土着性の強い世代です。
住む地域との関りがより強いライフステージに当たります。

医療機関や病院だけでなく、ご近所ぐるみでの広い意味での福祉意識が必要だと思います。土地所有や住宅のあり方を含む都市環境と共に。

それを建築家 黒川紀章は『 個人の都市 』と解きました。
……巨大な老人養護施設ではなく、様々な世代が交流しコミュニケーションすることが可能なグループホームを。

巨大な統合中学・小学校ではなく、小さな、多くの学校や塾を。
巨大な病院ではなく、多くの質の高い町の医院を。

巨大な図書館や公民館ではなく住んでいる人もそうでない人も訪れることのできる小さな図書館や劇場やサロンを….。

新しい都市の創造は、小都市(地域)の集合体にあります。
もっともっと具体的に、そして楽しげに。


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