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エルで働くライターの日記

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エルで働く日々のこと、エルで働く人のこと。 「らしさをつくる」会社の「らしさを綴る」日記帳です。
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#ディレクション

採用サイトは、「らしさ」と「らしさ」をつなぐもの。

よく、採用サイトの相談をいただくことがあります。そのたびに私は、新卒就活時代、「とにかく何もかも不安で仕方なかった」ころのことを思い出します。 いろいろなことが不安でじたばたしていましたが、根底にあったのは「私は働くことで、幸せに生きていけるだろうか?」という不安だったのだと思います。社会人になって自分が採用サイトに関わるようになってから、「採用する側も不安なのだ」と気がつきました。 採用の目標は、やみくもに多くの人を採用することではありません。自社とマッチして、生き生き

正解のない世界で、選んでいくために

A案とB案、どちらを選ぶか。 ロゴには何色を使うか。 コピーはどんな表現にするか。 私たちは普段から、正解のないことばかり考えています。仕事に限らず、人生は「正解がない選択」の連続です。 どこで働くか、誰と働くか。 どこで暮らすか、誰と生きていくか。 今晩は何を食べるか、休日はどこへ行くか。 「選ぶ」とは、その結果を受け入れ、責任を取ることだと思います。 エルは個人の裁量が大きく、一人ひとりがプロとしてジャッジする機会が多くあります。たくさん案を考えても、選ばなければ

すべての「つくる」人たちへ AIと共創する未来

最近、AIの発展が目まぐるしく、クリエイティブ業界を騒がせています。 イラストが書けたり、文章が書けたり、コードが書けたり、人物モデルをつくれたり…「こんなこともできちゃうの!?」と驚くことばかり。 とくに、少し前にOpenAIによって開発されたChatGPT(※自然言語処理技術をベースとした、人工知能の一種)は、大きな話題となりました。 当初AIの存在を知ったとき、私は正直、めちゃくちゃこわかったです。 そんなことを考えて、悶々としてしまいました。が、見ないふりをする

イメージを具現化する「仮説思考力」

制作の場では、「イメージ」ということばがよく使われます。 しかし、この段階ではまだ「イメージ」は目に見えません。目に見えないものの良し悪しを判断するのは、とても難しいことです。 そこで大切なのが、「まず、イメージを具体化して見せる」こと。 制作の早い段階でイメージを具現化することは、クリエイティブの質を上げるために大きな意味があります。 今回は、イメージを最適なかたちにするために必要なことを、実体験をもとにまとめてみました。 イメージを具現化するために①「今ある材料+