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Designship 2019 - レポート

こんにちは!Designshipでnoteを担当しているトムです。

Designship 2019はお楽しみいただけましたか?
雨だったにもかかわらず、ストーリーフロア・コラボレーションフロア共に大盛況でした。

また、Designship 2019に掛かった想いが語られたDesignship における "Conference Identity" についても、公開後たくさんの反響をいただきました!


今回の記事では、Designship 2019で語られたセッションの感想をまとめています。
会場で参加された方もそうでない方も、当日の会場の雰囲気を振り返り、感じていただけたら嬉しいです。


- DAY1 -

「日常」を拡張するAIとデザインの話
Ubie 畠山 糧与

Designship2018にもご登壇いただいた、Ubie 畠山 糧与さんの登壇内容をまとめました。「AIがヒトの仕事を奪う」は本当にそうなのか?AIプロダクトの普及を妨げる、ある世界的難題とは?それに対し、医師・データサイエンティスト・デザイナーらのチームはどう挑戦しているか?Ubieの事例を交えつつお話しいただきました。


ブランディングデザインのはじめかた - デザインと経営の新しい関係
株式会社エイトブランディングデザイン 西澤 明洋

ブランディングの本質は、商品、サービス、企業のイメージに一定の方向性を作りあげ、確実に差異化すること。そのために、ブランディングにおける経営戦略からクライアントと共創し、企業経営でデザインが必要なところを全てデザインする。そんなブランディングデザインの考え方、独自のブランド開発手法「フォーカスRPCD」についてなど、デザインを経営資源として活かすための方法をエイトブランディングデザイン代表 西澤 明洋氏にお話しいただきました。


ARグラス時代における、空間体験デザインとは
MESON, inc 本間 悠暉

デザインの次元がディスプレイから3次元空間へ移る際に求められる、体系的デザイン手法への明確な答えは世界でも未だありません。本間悠暉氏が在籍するMESONでは、空間体験デザインをSX(Spatial Experience)Designと呼び、日々ユースケースを探求しています。今回はARのサービス企画、ワイヤーフレーム作成、プロトタイプ開発手法をご紹介いただきました。


メーカーにおけるデザインエンジニアの役割とラピッドプロトタイピングについて
パナソニック株式会社  川島 大地

技術の発展が目まぐるしく進む中でその最新技術が新鮮なうちに製品として世に送り出すことを可能にする「ラピッドプロトタイピング」と、幅広いスキルを活かしデザイナーとタッグを組む事で質の高い試作品を短時間にプロトタイピングすることができる「デザインエンジニア」。ラピッドプロトタイピングによって生み出されたプロダクト「PA!GO」の製作から得られた経験を交えながら、「メーカーにおけるデザインエンジニアの役割とラピッドプロトタイピングについて」をパナソニック株式会社 川島 大地氏よりお話しいただきました。


イノベーションとデザイン
グロービス経営大学院 田久保氏 × Takram 田川 欣哉氏

ストーリーフロアにて開催された『イノベーションとデザイン』セッション。 グロービス経営大学院 田久保氏、Takram 田川氏のお二人と、モデレーターにDesignship代表理事 広野 萌を交え「なぜ越境が必要なのか?」という背景から越境型デザイン人材に必要なスキルやマインドセットについてまでお話しいただきました。


“世界初”を支えるデザイナーが考えること
popIn株式会社 北村 崇

popIn株式会社 北村 崇氏よりプロジェクター付きスマートライトの「popIn Aladdin」を国内外の開発・デザインチームと連携していくために、デザイナーとして何をすべきで、何ができるのか。その可能性についてなど、手描きの資料に載せてお話しいただきました。


月間5,400万人を支えるユーザ体験への想いとその現実
クックパッド株式会社 宇野 雄

クックパッドが目指す「毎日の料理を楽しみにする」状態にするために考えたことは「ちょっとしたおせっかい」。料理体験デザインからUIデザインまで、毎日小さな成功体験をきちんと伝えるデザインの大切さについてクックパッド株式会社 宇野 雄氏よりお話ししただきました。


共創デザイン(和の心)で創る、ブランド戦略
UJI PUBLICITY Co.,Ltd. ウジ トモコ

「制限」を設けることで形作られてきた日本の「和」のデザイン。UJI PUBLICITY Co.,Ltd. ウジ トモコ氏より、世界が注目する「和」のデザインや「kimono design system」を例に「共創デザイン(和の心)で創るブランド戦略」の魅力と活用方法についてお話しいただきました。


スポンサーセッション FJORD 
番所 浩平氏 / Eduardo Kranz氏

ストーリーフロアにて行われたスポンサーセッション。FJORD 番所 浩平氏、Eduardo Kranz氏より実際の具体的な事例を交えて「生活を変える体験をデザインするには」をテーマにお話しいただきました。


コンテンツを(もっと、よく)デザインしたい
日本デザインセンター 有馬 トモユキ

日本デザインセンター 有馬 トモユキ氏より、コンテンツの初期段階から「物語×ルック×伝達」をサポートする「コンテンツにおける永字八法」のようなビジュアル開発について、実際のプロダクトを交えてお話しいただきました。


失敗こそクリエイション
REDD inc. 代表取締役社長 望月 重太朗

REDD inc. 代表取締役社長 望月重太朗氏より、未来へアクションを起こす際に大切な「失敗の海へ全力で漕ぎだす」ための視点構築と、失敗を使いこなすクリエイティブのあり方についてお話しいただきました。


- DAY2 -

日本について
日本デザインセンター 原研哉

日本デザインセンター 代表取締役社長 原 研哉氏より「未来の日本に、世界中の人たちが泊まりたくてたまらないホテルを作ってみたい」という思いに至ったストーリーと、2019年より始められた「低空飛行」についてお話いただきました。


自身の弱みを武器にしたソーシャルイノベーション
Essense Partners 福岡 由夏氏

Essense Partners 福岡 由夏氏より、吃音症の認知を向上させるためのウェアラブルデバイス、社交不安障害を克服するVRアプリの立ち上げについて。2つの全く異なるプロジェクトをどのように立ち上げたのか、ご自身の経験に基づいてお話しいただきました。


孤独を感じるすべてのデザイナーへ。より強いデザイナーになるための仲間の作り方
フリーランスデザイナー ハルカナ

フリーランスデザイナーのハルカナ氏より、仲間をつくることで起きたデザイナーとしての沢山の「いいこと」について、声を挙げ発信するようになるまでの経験談を交えてお話いただきました。


BtoB&SaaSプロダクトにおけるUXデザイナーの役割
株式会社フロムスクラッチ 楢木 稜二

株式会社フロムスクラッチ 楢木 稜二氏より、BtoB&SaaSプロダクト特有の難点を乗り越えるためにUXデザイナーが果たすべき3つの役割、そして発展途上のBtoB&SaaSプロダクトのUXデザインに携わることの魅力についてお話いただきました。


納得して暮らしたい!~文脈を変えるモノづくり~
TENT 青木 亮作

TENT 青木 亮作氏より、プロダクトデザイナーとして機能や形状をデザインする前に心がけてきた「文脈を変える」考え方と「モノづくり」の手法、そしてそれらの「伝え方」についてお話いただきました。


イラストや漫画で「伝える」デザイン
株式会社キテレツ 角田 綾佳

角田 綾佳氏より、日頃から行なっているイラストや漫画を使ったSNS発信を元に、イラストや漫画を用いる理由、その経験やメリットについてお話いただきました。


建築というきっかけ
永山祐子建築設計 永山祐子

永山祐子氏より、今まで作ってきた実作や今後のプロジェクトをご紹介いただきながら、デザイン検討時における建築の内外装、周りの環境や地域の人々までを考慮にいれた設計のポイントについてお話いただきました。


世界を変える宇宙デザイン ~ブランディングと人工衛星デザイン~
リーマンサットプロジェクト 山下コウセイ氏

リーマンサットプロジェクト 山下コウセイ氏より、宇宙開発を憧れに留めず、キューブサット(超小型人工衛星)の開発に成功したお話しから、開発だけではなく一般の人々にとって身近なものが宇宙開発につながっている状態を目指し活動されていることをお話しいただきました。


良いデザインってなんだろう? 変わるもの、変わらないもの
株式会社コンセント 筒井 美希氏

株式会社コンセント 筒井 美希氏より、「良いデザイン」を創り出せるように領域を横断したプロジェクトへの参加や初めてのチャレンジを通して繰り返してきた「少しの越境」と、ご自身の経験から見えてきた体温のこもった「良いデザイン」についても具体的な事例と共にお話しいただきました。


Vitals:デザインの生命線
I&CO 共同創業者 レイ・イナモト



デザインの生命線とは?生い立ちからの思考と個人的なストーリーを交え「Vital Today(今、必要不可欠なこと)」「Never Vital(あるべきではないこと)」そして「Vital Forever(永遠に不可欠なこと)」を探る。レイ・イナモト氏の生い立ちから影響を受けた方々との出会いと共に、今の考え方に迫ります。


いかがでしたか?

当日の様子からDesignshipの裏側まで、今後もたくさんの記事を公開予定です。ぜひお楽しみに!

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