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補助金・助成金。利用したいのそのリアル。

補助金と助成金の違い。

基本的な注意点について、まとめてみました。

【補助金・助成金 その違いとは?】

同じお金でも性質が異なるこのふたつについて。

基本スタンスとして「補助金は事業」を。「助成金はひとを」助けるためのお金である。で・同じお金でもいただくまでのルールが異なる。

補助金・・・申請しても必ずパスするとは限らない。募集~申請までの期間は短期間なものが多い。

例:IT導入補助金、小規模事業者持続化補助金 etc※経済産業省

助成金・・・条件にマッチしていれば原則助成される。募集~申請までの期間は中~長期的なものが多い。

例:女性活躍加速化コース(両立支援等助成金)、キャリアアップ助成金 etc ※厚生労働省

【小規模事業者の定義とは】

今回、「補助金」「助成金」の申請を考えたときに事業者ごとに「どの区分にあたるか」が改めて気になったところだったように感じる。あらためて記述する。まず【小規模事業者の定義】とはなにか。

「常時使用する従業員数が20人以下の商工業者」である。さらに注意したいのは業種によって判断基準の従業員数が変わること。以下ざっくりとつづる。従業員数について。「製造業」なら20名以下。「商業・サービス業」なら5名以下。「宿泊業・娯楽業」なら20名以下。で小規模事業者となる。

【中小企業の定義とは】

では「中小企業」とは?

「製造業・その他」・・・資本金の額または出資の総額が3億円以下、または常時使用する従業員が300人以下。

「卸売業」・・・資本金の額または出資の総額が1億円以下、または常時使用する従業員が100人以下。

「小売業」・・・資本金の額または出資の総額が5000万円以下、または常時使用する従業員が50人以下。

「サービス業」・・・資本金の額または出資の総額が5000万円以下、または常時使用する従業員が100人以下。

「平成26年経済センサス-基礎調査」より、日本国内の大企業の数は1万1,000社、中小企業は380万9,000社である。うち、中規模企業は、55万7,000社、小規模事業主は、325万2,000社である。

日本の企業が小規模事業者を主とする中小企業でほぼ構成されているのがわかるデータだ。

【やっかいな申請書類】

申請書類について。

決められた様式に沿って記入する必要がある書類だ。書き方にはルールがあり。ルールは厳守。またWEBで開示されている要項については行政の文書になれていないとスッと入ってこないだろう。

「この文意はこうだろうか。」と推測するより、使いたい「補助金」「助成金」の問い合わせ窓口に尋ねたい。たとえば商工会議所が窓口の場合、書類の書き方について所員や専門員が教示してくれる。「餅は餅屋」というところである。

しかし相談の前に「そもそも、使いたいが自分たちが対象か。」は事前にオーナーである自分が調べた上で。をおすすめする。「補助金・助成金」を使うことを決めた上で相談が推奨。なぜなら特に「補助金」は申請期間が短いこともあり、あまり迷っている時間がないからだ。参加しようかしまいか迷ている時間より、書類記入に時間をかけた方が良い。いざ書類を書き始めると「添削」「修正」に時間が非常にとられるのだ。

また今回のような多くの事業者が困っている状況だと所員も相談員も手が足りなく個々に密に応対ができないことも考慮したい。

ちなみにデザインルームワンでもこの「申請に関わる」「書類作成」のお手伝いをおこなっている。

「写真資料」や「分析」おまかせください。

今後、定期的に「お客様の力になれる補助金・助成金」について勉強するつもりだ。自分たちも勉強し続け、困っているところには得意分野で助ける。がこれからの我々の仕事術だと思う。しかし、一番大事なことは「補助金・助成金」の申請はオーナー様本人が行うものであること。「補助金・助成金」の趣旨が理解され、必要なところに「助けとなるお金」がおりるといいと思う。

【まとめ】

このたび、デザインルームワンでは以前より販促をお手伝いしていたお客様の「コロナ禍」での「販売方法・業態の変更」「業態を変えざる負えない」に向き合ってきた。そのため、お客様のために調べたこと・問い合わせいただいたことについてこのnoteを書いている。コロナの収束は大波小波ありつつでゆっくり進む予測であるし、「業態の転換」を求められる事業者はさらに増えるかもしれない。このnoteが税理士さんに相談する前に、ちょっと役立つ情報になればいいと思う。(相談するにしても予備知識がある方がいいですよね。)

例のテイクアウト(勝手に)応援チラシ もそもそも「テーブルレストラン」が「テイクアウト対応」に切り替えざる負えなかった訳なのだから、「コロナ禍」での「業態の大転換」だったのだ。

ちかごろのデザインルームワンは季節もの販促「熱中症対策ポスター」(フリー配布予定)なども行いつつ、営業中です。ではまた。

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