読書感想「機嫌のデザイン」
以前「自分に語りかける時も敬語で」を読んだときに正直意味のわからないところも多く、うーんといった感じだったのだが、今回読んだ本はとってもよかった!
この本の中でも一冊目のことについて触れられていたが、抽象的な表現が多く、読者に委ねる点が多かったという。
だから自分にとっては読みにくかったのだと納得した。
一方今回の本はインタビュー形式で書かれており、とても読みやすかった。
いつも一冊読了するのに何日も何週間もかかってしまう自分なのだが、数日で読み終わることができ、とても読みやすかった。
以下は私が読んでいて心に響いた言葉。
●自分で自分を決めつけない
→「デザイナー」という肩書きに最近自分自身こだわっているように感じる。
そうではなく、デザイナーというのは資格がないと語れないというような職業でもないので、自分で語ることだってできるわけだし。
肩書きにこだわるのはやめて、自分はデザイナーであるという自信を自分自身で持ち続けて、周りからの見え方は気にしないようにしようと思った。
●言葉と想像力は人間に与えられた尊い力
→クリエイターとして今後も想像力は大切にしていきたいし、言葉もたくさん本を読んで行きたいと思った。
●隣の芝生は青くみえない、手入れが大変なのを知っているから
→私はいつも他人と比べて、闘争心・ライバル心などを燃やし、空回りすることが多いように感じる。
他人は他人、自分は自分と言い聞かせ、等身大でいこうと思った。
いろいろと心に響く内容が多く、ふとしたときにまた読んで初心に戻るようにしたいと思った。
ただ一点残念だったポイントは、電車でこの本を読んでいるとき、文字の大きいページがたくさんあり、他の人にどんな内容の本を読んでいるのか丸見えだったのが、少々残念であった。
デザイナーとしてそういったところも配慮して作ってもらえたら最高の本だったと感じた。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?