08 自分のプロジェクトを始めよう

ある程度ツールの使い方がわかり、UIも作れるようになり始めたら自分でプロジェクトを始めてみよう。
目的は「採用面接の時に語れるものを作ること」と「自分でUIアイデアを考えてUIグラフィックを作る経験をリアルに積む」ためだ。
正直にいうと前者の目的がとても大きい。胸を張ってこういうものが作れます。と言えないとさすがに企業は採ってくれない。そのために「自分で考えたもの」を「細部まで形作ることができる」経験が必要だ。
ここではいくつかパターンを載せておくので、参考にしてほしい。

周りにWebサイトやアプリのデザインを必要としている人がいないか


どんな小さいプロジェクトのものでもいい。「デザイナー」に困っている人はいないか探すのが最初の方法だ。
意外と周りに困っている人はいると思う。実践の経験はないが、「こんなもの作れます」というものが提示できれば一緒にやろうと言ってくれる人はいるはずだ。
ビジネスのプロジェクトの場合多少なりの謝礼を貰えるかもしれない。もしくは貰えないかもしれない。重要なのは経験値だ。今は無料だとしても経験するかちプロジェクトであれば迷わず参加しよう。
何も持っていないときは他人にアピールできる経験を踏む方がお金的にも長期的にメリットが大きい。


個人で完結してできるため1番てっとり早い方法なのがリデザインだ。既存にあるデザインを丸々自分なりのコンセプトのもとに作り変えることだ。
例えばfacebookのPC版のデザインコンセプトとしてこういうものがある
Facebook Redesign Concept https://medium.muz.li/facebook-redesign-concepts-ca694efff84f

これをフルリニューアルだが、自分が「この画面は課題がある。もっとこうした方が良い」という画面のみ変更を加えてみるのも良い。
リデザイン案は”Behance”や”Dribble”など、デザイナーが自分が作ったものを投稿するサービスを漁るとすぐに見つかるのでぜひ見てみてほしい。

Behance(https://www.behance.net)
Dribble (https://dribbble.com/)

この案は効率が良いが1つデメリットなのが、他者と協力してデザインをする経験を得られないことだ。
組織に入るまでのメインプロジェクトにするなら全然構わないが、ハマりすぎると誰にとって必要なのか?を考えないデザインになる可能性が高い。


ベンチャーでデザインに困っていそうなところでインターンする


半分就職みたいになるかもしれないが、デザイナーのいないベンチャーを探してデザインスキルを提供するのも1つの手だ。
ほとんどの企業で費用を出すのが困難かもしれないが、それでも現場でデザインする経験値を得られる。

Wantedlyという求人サービスがあるのだが、ここでデザイナーを募集している企業にアプローチしてみるのもありかもしれない。
「模写」のトレーニングで作ったものの制作風景(Sketchで編集中の画面キャプチャなど)を自分のプロフィールで貼っておけばUIグラフィックのスキルとして見てくれるところもあるかもしれない(もちろんそんなに簡単ではないと思う)https://www.wantedly.com/

ポイントは自分から熱意を出してアプローチをすることだと思う。
普通に考えるとスキル不足なのは明らかだと思うので、それでも働きたいことを伝えるのがポイントだ。私は独学中学生だったこともありこの手のことを結構やっていた。
学生以外でも経験をつかんでいくために全然やっても良いことだと思う。お金などの条件は微妙かもしれないが、価値を感じる場所があるなら潜り込んでみるべきだと思う。
そのまま認められて社員として働ける可能性もある。

ポイントは経験を得るために時間を投資すること。
知り合いに協力する場合もインターンをする場合も、価格交渉をするべきだが、自由に扱える実績と経験を得ることが重要だ。
一緒にやるメンバーが優秀であったり、やる目的自体に意義を感じるのであれば格好の機会だと言える。初めはお金より経験値に投資すべきだと思う。数年後の自分へのリターンは間違いなく経験に振ることだと思う。

ぜひ臆せず行動して、デザイナーとして貢献できる経験を得て、面接時にアピールできる題材を掴んでみてください。

めちゃくちゃありがとうございます😭