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読書メモ a+uバックミンスター・フラー

・私は自然を模倣しようとしているのではない。自然が採用している原理を発見しようとしているのだ。
I am not trying nature.I am trying to discover the principles she is using.

・宇宙、ユニバース、シナジー、システム、マインド、シナリオ、プリセッション。

・多面性、視野の広さ、独特な言葉の使い回し
・フラーの公演、観衆は感銘を受け感動したにも関わらず、彼が何を言ったのか覚えていない。生き方を変えるほど。
・友人だったピータードラッカー、あらゆる聴衆が体験するのはバッキーフラーではなく、バッキーフラーが見るビジョンだ。

・フラーは子供を含めて誰もが彼の幾何学を理解出来るはずだと考えていた。

・フラーは50年あるいは100年も時代の先を生きていると言われていた。フラーの仕事がますます地球社会で意味を持ち、人々が彼の作品と思想を理解し始めるときが、そろそろ来てもおかしくない。本号が、少しでも、戦争、紛争、貧困、格差、環境問題などの地球上の問題を解決しようとしている人々の刺激になれば幸いである。

・いかなる国家の統治者が持つ権力もまるでちっぽけなものに過ぎない。
企業は本来的に金儲けのことしか頭になく活動の副次的影響に気を使うことはできないし、この惑星に住む人類の生活を持続可能なものとするためのより大きく重要な課題に対処するにはあまりにも目先のことしか考えない。

・どうすればこの巨大な宇宙船をすべての乗組員にとって持続可能な形で現実的に運営することができるか

・化石燃料と核エネルギーからの転換、下水道はいすいかんなどから完全に解放された「住宅機械」(→オフグリッド)
 住宅機械産業では住宅は(電話やレンタカーと同じように)住宅を売るのではなく貸すだけである。自動車産業が住宅機械生産を行うだろう。

♦︎4D
四次元 空間と時間が本質的に分かち難い。良いデザインは四次元的であるべき。
「すべての産業は時間を節約するための仕組みである」重量の節約は時間の節約も可能にする

♦︎ダイマキシオン
・「この建物の重さは?」
・ダイマキシオン=ダイナミック、マキシマム、テンションの造語
「最低限の資源で最大限の効果を得る」
「少ないことで多くをなすこと」

・・・

♦︎宇宙船地球号
・政治では地球規模の問題は解決しない
・「こんな奴隷的な「分類狂い」のおかげで「どこに住んでる?職業は?宗教は?人種は?国籍は?」と科学的には非論理的な、さらにはあとで話すようにしばしば意味を持たない数々の質問が、すべて今日では論理的な質問だと考えられている。21世紀までに、こんな質問は馬鹿げて反進化的だと、人類にとってはっきりするだろうし、そうでもなければ、すでに人間はこの地球の上に生きてはいないだろう」
と書いている。
現実の21世紀は、今のところどうだろうか。

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