デザインの手順
昨日に引き続き、「なるほどデザイン 目で見て楽しむデザインの本。」(筒井美希著)を読んでみた。
デザインに「絶対正しい手順」は存在しないが、先に大きな構成を決めてデザインした方がスムーズだし、細部のディテールは最後に着手するのが効率的とのこと。
まずは、「図解とラフ」を書くこと。前にも書いた気がするけど、ラフを描けば思考が整理されるし、曖昧な部分があるとラフはうまく描けない。
そして内容が理解できたら「方向性を決める」。おおまかな方向性を表現と構造の両方から考える。これも最初に考えておかないと、後で構図を変えるなんてことになったら、それこそ非効率。
方向性が決まったら、「骨格を作る」。色や書体を変えたくなるけど、ガマン。肝心の構造が作れているのかが見えづらくなっちゃうから。直感的な分かりやすさがあるか確認しておく。
そしたら、「キャラを立たせる」。デザイン≠あれこれ飾りつけること。書体、組み、カタチ、配置などに気を配って、一つひとつの要素に個性を持たせるだけで、印象を変えることができる。
その上で「足し算と引き算」。狙った印象に届いていない場合には足し算を、無くなっても問題ない要素が見つかったら引き算を。
そして最後。「ブラッシュアップ」。細部の完成度を上げる。全体を眺める俯瞰した目線と、細部を観察する寄りの目線の両方を持ってデザインをチェック。
こうやって見てみると、制作実習で取り組んだときに結構手順を飛ばしてた印象・・・。
デザインするときは、ここに書いた手順をマネしながら、自分の言葉でそのデザインにした意図を説明できるようにしていこうと決意。
時間の制約があって、焦ってしまうかもしれないけど、マイペースに。かといって、ダラダラ作業しててもよくないんだけど。
そうそう、今日の日本経済新聞の1面にも、「五輪観戦もタイパ重視」の記事が掲載されていた。
「効率的」と「タイパ(=タイムパフォーマンス)」は似て非なるものだけど、でもどこか通づる部分はあるのかな。
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