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若者は全ての意味において正しい

昨年10月、名城大学(経済学部)のとあるゼミの学生さんに向けて、商社業界や就職活動に関して講演を行う機会を友人から頂いた。

話を聞いてくれる学生の数は20名前後。オンラインによる授業だった。

気がつけば、自分も大学を卒業してから15年が経つ。学生さんには、「自分が話を聞く立場(学生だったら)何か聞きたいだろうか?」「どんな話にワクワクするだろうか?」そのことを意識して準備したけど、オンラインでもあってリアクションが掴めずにいた。

月日は流れ、先日たまたま出張で名古屋に行くことになったので、その講演会に出席していた学生何名かとオフライン(リアルに)会うことができた。

ゼミ内での飲み会の企画がもともとあった中で、僕が無理言って押し掛けたに近かったのに、そのうちの学生の一人が、別れ間際に「なんでそんなに優しく話を聞いてくれるんですか?」と聞いてきた。

自分では優しく聞いているというより、好き勝手に話したような「その時間」の印象もあったので少し驚いたが、僕の中では一つの答えをもちつつある。

先日、高校時代にとてもお世話になった先輩(木下さん)が音声プラットフォームのVoicyで、母校の恩師の言葉を引用しながらこんな話をしていた。その言葉の影響も少なからずはあると思う。木下さんのご了承を頂き、一部を引用。(2022/5/23の放送より)

若者は全ての意味において、正しいんだ。
早稲田大学高等学院 元学院長 伴先生のことば
歳をとるということは、残されていた時間がどんどん短くなるということだ。
大人になり多くの経験を積むということは、過去の経験に縛られるということでもある。人間も生き物だから、自分に残された時間軸を超えて考えることは大抵の人間にはできない。

一方で若者は、生きていない未来に対して、もっとこうしていこうという「エネルギー」「活力」「動機」に満ち溢れている。若者は真剣に考えている。だから、大人は若者が次の時代に向けて、どう変わろうとしているのか、耳を傾けなければいけない。
若者に教えるという姿勢が多いことは、大いなる問題だ。
木下さんのVoicyからのコメントより

僕自身も経験を語るより、経験の場を提供できる大人でありたい。そんなことを感じた、久し振りの新しいリアルな出会いのある週末。

木下さんのVoicyオススメです!

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